池袋駅近くにある小さなバーが、いま永田町で注目を集めている。安倍首相夫人の昭恵さん(53)が、足しげく通うというのだ。早速、バーに潜入取材してみると――。
「昭恵さんが初めてこのお店に来たのは、5、6年前でしたね。昭恵さんが、私の書いた本を読んで興味を持たれたようです」(店主)
じつはこの店、常連客からは“反原発バー”と呼ばれることもあるとか。店主は元「緑の党」代表も務めた市民運動家。常連客も反原発、安保法制反対など、安倍政権の政策と真逆の考え方をしている人が多いという。
記者がカウンター席に座って眺めていると、店主がギター片手に「安倍晋三を止めよう~」と、政権批判ソングを歌い出した。
「昭恵さんは『主人と私は考えがまったく違うから』と言って、私が歌う『反安倍ソング』も、ニコニコしながら聴いてくれます。夫婦仲は良いようですよ。『考え方は違っても、優しいのよ』とご本人が言ってました。安倍さんが第一次政権を追われた辛い時期を2人で乗り越えたのが大きかったみたいですね」(前出・店主)
お酒のグラスを傾けながら昭恵夫人が“夫の批判ソング”を聴くという珍風景は、まだ当分続きそうだ。