「月9の撮影をしながら結婚式の準備にも追われていて、すごく大変です。準備期間が2カ月ほどだったので、とにかく時間がないんです……」と語るのは、永井大(37)。昨年12月末に入籍した中越典子(35)との挙式披露宴が8月2日に迫る永井。だが彼は月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)に出演中。そのため公私にわたって大忙しだ。
「ドラマでは、福士蒼太くん(22)と同じ建設会社に勤める先輩を演じています。現場は年下が多くて、福士くんは一回り以上も下。だから変に緊張してしまいます。今の若いコって、先輩から飲みに誘われても来ないって言うじゃないですか? だからなんとなく誘いづらくて(笑)。でも何かをやりたいという若いエネルギーも感じて刺激になります。福士くんは年の割に大人っぽくて、よく英語を勉強しています。この間も『この英会話、アプリいいですよ』と勧められ驚きました。今までは先輩ばかりの現場で仕事してきたけど、もう新人扱いはされません。現場をまとめていかなくてはならないし、ワンランク上の演技も要求されるでもその分引き締まる思いもあって、いい意味で学ぶことが多い現場です」
日々奮闘しつつも、自宅に帰ると挙式準備が待っている。芸能人夫婦ということもあり、都内で行われる挙式には多くの大物芸能人らが出席予定。準備にも気が抜けないようだ。
「披露宴は380人ほど招待しました。ベタなものにしたくないから、できることは自分たちでやっています。でも、あくまで披露宴は奥さんのためのもの。式のことで喧嘩になるという話も聞いているので、あまり意見を言い過ぎないようにしています。内容はサプライズなので詳しく言えませんが、会場を開けたときに『何これ!?』ってなると思います。会場の方も『こんなことはやったことがない』と言っていました。引き出物も手作りで用意するなど、アットホームな感じです」
披露宴には、所属事務所の先輩でもある高橋克典(50)や渡辺謙(55)も出席。所属事務所の先輩でもある2人は、永井にとって特別な存在だ。
「克典さんと謙さんは何作も共演させていただいたことがありますし、とてもお世話になっている。式にはぜひ出席していただきたかったのでとても嬉しいです。親族や地元の招待客も2人が来ると大喜びするでしょうし。主役は僕たちなんですけどね(笑)。実は先日、結婚の挨拶もかねて奥さんとNYへ謙さんの主演ミュージカル『王様と私』を見に行ったんです。もうね、すごかった。プレッシャーのなか堂々と演じる謙さんの姿を見て、感動を超えた感覚を覚えました。そのあと楽屋へ挨拶に行ったら、涙が止まらなくなっちゃって……。優しい謙さんの姿を見るとホッとして、大号泣しました」
夫婦であり役者同士でもある永井と中越。家庭で演技について意見を交わすことも多く、彼女の存在は永井にとって刺激になっているようだ。
「彼女の台本の読み合わせに付き合うこともあって、本当にお芝居が好きだと伝わってきます。男としてもっと頑張らなきゃいけないと思わせてくれる存在でもあります。子どもについても、2人で話しています。年齢的にも早いほうがいいですが、こればっかりは授かりものですからね。でも僕は最低でも2人、彼女は3姉妹なので『3人でもいいね』と言っています。僕は絶対に男の子が欲しくて、空手を習わせたいんです。僕もずっと空手をやってきましたが、空手は正座をして“礼に始まり礼に終わる”という大切なことを教えてくれます。女の子でも同じですが、そうしたことはしっかり教えていきたいです」