「最近、すごくいい顔をしてるって言っていただくことが増えたんです。これも、韓国での仕事を通して、自分の殻を破ることができたからかなあ(笑)」

 韓国で活躍する日本人女優として、今や、名実ともにNo.1となった藤井美菜(27)。ドラマ『ドラマの帝王』のほか、近年はバラエティ番組『私たち結婚しました―世界版』『ハロー異邦人』などで注目される。

「韓国って、何事も流動的で、台本も撮影の前日の夜に上がってくることもめずらしくないし、日本の現場とはまったく違います。でも、私にとっては、知らない環境に身を置くことでかえって、プラスに働いたというか」

 まずは流れに身を任せようと思えたり、人とのコミュニケーションに積極的になれたり。

「それまでの自分の弱点を克服しつつ、状況や相手に合わせて変えていける、柔軟性を持つことの大切さを知りました。それはお芝居においても。また、バラエティ番組では、私の人間くさい姿を見て応援してくださる方が増えて。そのおかげで以前は、人前でスッピンなんて……と思っていたのに、今では、ま、いっかって(笑)」

『冬のソナタ』ファンから始まった韓国との深いつながり。成功の秘訣は?

「やはり、“郷に入っては郷に従え”の精神が大事なのかなと。外国語の勉強も、好きって気持ちと楽しむことを忘れなければ、きっと続けられますよ」

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