「交際じゃなく、もう結婚しましょうと言いました」

 8月22日に電撃結婚した堀北真希(26)・山本耕史(38)夫妻。山本本人が朝の情報番組の取材でこう明かしたことから、2人は「交際0日婚」と判明!山本が40通に及ぶ手紙でのアプローチや、6年に及ぶ片思いを実らせたことなどが話題になった。

 昔から「長すぎる春」は結婚に至らないともいわれているが、その対極にある0日婚なら、本当にうまくいくのだろうか――?

「恋愛から結婚に至るプロセスについては、多くのことが『SVR理論』で説明できます。これは社会学者のマースタインが提唱したもので、恋愛から結婚にはS(Stimulus=刺激)、V(Value=価値)、R(Role=役割)と3つの段階が存在するというもの。長すぎる春も0日婚も、ここから読み取ることができます」

 そう語るのは、法政大学文学部心理学科教授で、『恋愛の科学 出会いと別れをめぐる心理学』(実務教育出版)の著書もある、臨床心理士の越智啓太先生。

「まずS。顔が好みとか、同じ職場など、交際のきっかけが始まるという段階で、ナンパもこれに含まれます。次のVが、恋愛でいちばん長い時期。顔で惚れても、恋愛が進行するかどうかは価値観や趣味が一致していたり、一緒にいて楽しいかどうかが鍵になります。でも、結婚するにはRの判断が必要になる。これは、生活力や資金力、家事の分担も含め、生活を共にできるかどうかという総合的な判断です」

 Vの段階で合格と判断できれば交際は長続きするが、生活力がなかったり、生活を共にできる見込みがないと、Rの壁が超えられず、結婚に至らなかったりするという。これがいわゆる「長すぎる春」の状態。つまり、Rの壁をクリアしていれば、スピード婚でもうまくいく可能性が高いということだ。

 お見合い結婚が恋愛結婚に比べ離婚率が低いのも、Rの観点で相手を見極めているからという。越智先生が続ける。

「その点、今回0日婚をした堀北さんはそのジャッジができていたのでは。実は女性はRの段階で、相手に逃げられないかどうかも重要になります。生物学的に男性は『ばらまく性』。しかし、今回は山本さんが長年アプローチを続けたといいますので、堀北さんにとって“自分は飽きられない”、つまり、“相手は逃げない”という保障になったのでしょう」

 いっぽう、山本耕史が熱烈なアプローチを続けたのも、男性特有の恋愛心理とか。

「男性は相手が振り向かないときが、いちばん燃える。いきなり結婚しましょうと言ったのも、遊びではなく真剣交際を望んでいることの熱烈な自己アピールの一貫だったのでは。もしかしたら本当に結婚することができて、本人も驚いているのかもしれません」

 長すぎる春も電撃婚も、ゴールインに必要なのは「Rの壁」を超えること。これから結婚を目指す人は、必ずチェックを!