「あさは、男の子も負かしてしまうような元気でおてんばな女の子。その喜怒哀楽を表情で見せるのが難しかったです。大股歩きもふだんはしないので(笑)。それから、現場にあった撮影道具のヘビの抜け殻が、本物だったんです!驚かせないようにと後からそう知らされて。さわったときはたしかに生臭かったぁ……」
そう語るのは、大河ドラマ(’13年『八重の桜』)と朝ドラの両方で主人公の幼少時代を務めた子役は史上初めて!という快挙を達成した鈴木梨央ちゃん(10)。今回演じたNHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン・あさには、共感する部分があったそう。
「元気があるところ、考えをハッキリ言うところは似ていると思います。学校でも、間違ったことをしている男の子にはスパッとものを言っちゃいます」
物語は女性に参政権がなかった幕末から大正期が舞台。女に学問は必要なし!と言う両親に『なんでどす?』と理由を求めるあさ。梨央ちゃんにも最近『なんでどす?』と思うことがあるのだとか。
「『早く寝なさい』と言われることです(笑)。あとは言葉の意味をわからないままにしておくのは気が済まなくて」
現在小学5年生。算数では公倍数を勉強中だという。夢だった朝ドラ出演を果たした今、次の目標は?
「篠原涼子さんや米倉涼子さんのように、カッコいい女性の役を演じてみたい!あとは、歌うことが大好きなので、『紅白歌合戦』にいつか出場してみたいです!」
大みそかにNHKホールで歌う梨央ちゃんがいつか見られるかも。
「元気でおてんばなあさが、新次郎さん(玉木宏)と出会い、今までになかった恋心を抱くようになります。そうした気持ちの変化やドキドキした様子に注目してください!」