10月10日にスタートしたドラマ『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)で主演を務める新垣結衣(27)。演じるのは、寝るとその日の記憶が消失してしまう“忘却探偵”という設定だ。どんな事件も1日で解決してしまい、忘れてはいけないことを自分の体にフェルトペンでメモしていく。そんな変わった役柄を演じるにあたり、彼女は苦戦していた。
「ドラマでは腕、脚、お腹などに何度もペンでメモしますが、新垣さんはかなりの敏感肌なんです。腕や脚ならまだいいのですがお腹、太ももなど柔らかい部分は書いたり消したりするとすぐ赤くなってしまう。そのため“肌に優しくて力を入れなくても書けるペン”を急きょ探すことになったそうです」(制作関係者)
先の柔らかいものから硬いもの。細いものから太いものまで。ガッキーも自ら文具店へ探しに行き、延べ30本近く自分で肌に試し書きをしながら試行錯誤したという。
「硬いとことは書きやすくても肌の内側など敏感なところは書きづらかったりして、新垣さんは『意外と大変です』とこぼしていました。自宅で何度も書いては消すを繰り返し、お風呂に入りながら体のどこが一番書きやすいかを調べたそうです」(前出・制作関係者)
さらにガッキーを苦しめているのが、“長い台詞”。新垣が演じるのは、忘れてしまう役柄。そのため状況説明のシーンが多くなり、1カットあたりの台詞も長くなるのだ。
「あるとき、共演の岡田将生さんと現場で休憩時間に何やら話し込んでいました。2人は一昨年のドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)で共演しているため、気心が知れた仲です。そこで彼女は『長い台詞セリフを忘れてしまう』と相談。そのとき2人で思い出したのが、堺雅人さん(42)の“暗記法”でした」(ドラマスタッフ)
堺は『リーガル・ハイ』で理屈を並べ相手を論破する敏腕弁護士を熱演。その台詞は長く、当時の彼は喫茶店などの騒がしい場所で台詞を覚える記憶法を実践していたという。
「2人は『その方法なら集中力が高まるのかも』と思い立ち、試してみることにしたそうです。しかし新垣さんはじっと座ったまま台本を読み込むことに慣れておらず、結局、いつもの通り家の中で動きながら黙々と台詞を覚えることになったみたいですが(笑)」(前出・ドラマスタッフ)
いっそのこと、台詞を身体に書いてみては!?