「『あさが来た』は11月10日に視聴率24.8%も記録しました。その人気を牽引してきたのが、萬田久子(57)の“鬼姑”ぶりです。嫁・はつ(宮崎あおい)をイビリぬく、姑・眉山菊(萬田)の姿は、主婦たちの目をくぎ付けにしました」(テレビ局関係者)
11月中旬、本誌は都内にあるヨガ・スタジオに萬田が通う姿を目撃した。このスタジオは『空中ヨガ』を売りにしており、萬田も熱心に通っているという。
萬田が25年間事実婚を続けていた、アパレルメーカーの社長兼CEOの佐々木力さんは60歳の若さで、’11年8月に急逝。スキルス性の胃がんだった。それから4年、萬田は6億3千万円で購入した超高級マンションで1人暮らしをしている。豪邸暮らしに、女優業も絶好調、オフには大好きなヨガ三昧と、まさに人もうらやむ生活だが、実は当の萬田は深い悩みを抱えている。
「1人息子であるAさん(28)と、親子関係がこじれてしまっているのです……」(萬田の知人)
そのきっかけは5年前の愛息・Aさんと8歳年上の女性・B子さん(36)の結婚だと前出の知人は言う。
「B子さんは元子役で、アイドルとしても活動していた女性です。Aさんが大学を卒業したばかりの22歳の夏、交際していたB子さんの妊娠が発覚したのです。2人は萬田さんのところに『結婚したい』と挨拶に行きましたが、萬田さんは祝福するどころか、『22歳で結婚は早すぎる』など、猛反対したのです」
しかし’10年に2人は入籍し、Aさん夫妻の間にはすでに3人子供がいる。萬田にとってはかわいい孫たちのはずだが、“会えない状態”にあるという。
11月中旬、本誌はAさん一家を目撃した。大柄なAさんは、ワイシャツにネクタイ姿。長男を抱いて、ベビーカーを押していた。挨拶をして、記者であることを名乗ってもまだ微笑みを見せていたAさんとB子さんの顔が凍りついたのは“萬田久子”の名前を出した瞬間だった。
――朝ドラ『あさが来た』での、萬田久子さんの演技が大人気ですか?
「……うちでは朝ドラは見ませんから」
穏やかだが、そう言い放つAさんの口調は冷たい。
――お子さんも3人になりましたが、お母さまも喜んでいらっしゃるでしょうね?
「あの人のことはいいです、いいです」
――“Aさんと萬田さんが会っていない”という人もいるのですが?
「……」
母子の確執についても否定せず、無言で歩き出すAさん。するとB子さんが割って入り「私たちからお話することはありませんから」と静かに語った。
「萬田さんは結婚を反対するときに『財産狙いでは』などとも言ったそうで、その言葉はB子さんの胸の中にトゲのように引っかかっています。孫たちを姑・萬田さんに会わせないのも、B子さんの意向が強いようです」(Aさんの知人)
11月12日に放映された『あさが来た』では、嫁・はつの奔走もあり、菊と失踪していた息子・惣兵衛は涙の再会を果たした。
「いまさら何しに帰ってきたんや!」
そう叫びながら、息子に抱きつく菊の姿は、全国の視聴者の涙を誘った。だが現実生活で、萬田とAさん夫妻が和解する日は、まだ遠そうだ。