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11月26日夜、NHK紅白歌合戦の司会者そして出場歌手が発表された。

 

「司会については、紅組は綾瀬はるか(30)、白組がV6の井ノ原快彦(39)、そして総合司会が有働由美子アナ(46)になるのではないかという情報が数週間も前から流れており、彼らの名前が公表されても、会場にいた記者たちは『まぁ、聞いていたとおりだな』、というぐらいの感想でした。それが、もう1人、黒柳徹子さん(82)の名前が発表されるとは……、まさに今回の発表では最大のサプライズでしたね」(スポーツ紙芸能デスク)

 

司会者と出場者が同時に発表されるのも、紅白史上で初めてのことだが、その陰には司会者の人選を巡るドタバタ劇があった。NHK局員は言う。

 

「実は10月末ごろには、NHK内部では『今年の総合司会はタモリさんにお願いしよう』という方針が固まっていました。しかし本人に依頼する前に、スポーツ紙にスッパ抜かれ、タモリさんにも年末のスケジュールを理由に断られてしまったのです」

 

そこから長い迷走が始まったという。NHK局員は続ける。

 

「何とかタモリさんに考え直してもらおうと、説得工作を続けるいっぽうで、ほかの大物男性タレントたちにアプローチを始めたのです。今年放送20周年をむかえた『鶴瓶の家族に乾杯』の司会者・笑福亭鶴瓶さん(63)も、その1人でした」

 

しかし鶴瓶の返答は、「いやぁ、俺にはタモリさんの代わりなんて務まりませんよ」といったものだったという。

 

「アプローチした男性タレントたちに次々に断られるなかで、急浮上したのが黒柳徹子さんの名前でした。タモリさんの一件で懲りた紅白担当者たちは、厳重な箝口令をしきました。黒柳さんのメッセージVTRを収録したのも、発表のわずか数日前だったのです」

 

今回の司会受諾にあたり、黒柳が“共演”を熱望している歌手が2人いたという。その1人が近藤真彦(51)だ。

 

「黒柳は、マッチが10代半ばの頃から成長を見守り続けており、結婚式にも“母親代わり”に出席しました。今年デビュー35周年を迎えたマッチは、紅白ではヒット曲のメドレーで臨むようです。黒柳も“息子”の晴れ舞台に胸を躍らせていることでしょう」(芸能関係者)

 

そしてもう1人が、こちらも長年の交流がある竹内まりや(60)なのだという。

 

「黒柳さんは『ぜひ竹内さんにも出てほしいわね』と言っているそうです。NHKも竹内さんには毎年オファーを出していますが、いつも『お正月は家族で静かに迎えたいから』と断られ続けています。しかし今年は『黒柳さんも竹内さんの出場を希望していますから』と歌手発表後も“サプライズ出演”を交渉中なのです」(前出・NHK局員)

 

司会選考で難航したこともあり、ほかの企画コーナーの準備はかなり遅れているという。今年のテーマは「ザッツ、日本! ザッツ、紅白!」だが、「雑、紅白!」などと言われないように、がんばってほしい――。

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