「視聴率は12月に入っても右肩上がり。4日放送分では、最高視聴率27.2%と、ついに『あまちゃん』を抜きました。特筆すべきは、宮崎あおいさんの人気ぶり。撮影合間に刺繍していたなどと、ささいなことまで報じられる人気ぶりです」(NHK関係者)
NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で、波留(24)演じる主人公あさの姉・はつを演じるのが宮崎あおい(30)。おてんば娘のあさとは対照的に、慎ましい女性のはつ。2人の“姉妹愛”に心を打たれた視聴者も多いはず。
『あさが来た』は、実在した女性実業家・広岡浅子の生涯をモデルにしたドラマ。はつのモデルとなっているのは浅子の姉で、三井春という女性。彼女は、嫁ぎ先が没落し、25歳で早逝するという“薄幸”な生涯を送った。
ドラマでも、史実どおりにはつの嫁ぎ先『山王寺屋』は没落。第10週で、彼女は和歌山に旅立った。以来、宮崎はドラマに姿を見せていない。このまま史実どおりにドラマが展開していけば、宮崎の出番はなくなってしまう。しかし、この展開に視聴者から“待った”がかかったと語るのは前出のNHK関係者。
「NHKに、“はつを死なせないで”という投書が、ビックリするくらい届いています。投書のほかにも、宮崎さんあてに“食べてください”と地元の特産品などを送ってくださる視聴者もいらっしゃいます。宮崎さんの撮影は10月でいったん終了したのですが、スタッフもはつの人気を再認識。“はつを長生きさせて、彼女が家族に恵まれる話にしよう”と脚本を書き換えたそうです」(NHK関係者)
前代未聞のストーリー変更を生んだ宮崎の“好演”。新たに書きくわえられた、薄幸からの脱出シナリオの撮影は、12月から始まり、彼女も撮影に復帰したという。
「和歌山に旅立ち、はつがみかん農家になってからの話が、2月ごろから放送される予定です。11月30日が宮崎さんの誕生日ということで、現場ではケーキで少し遅れたお祝いもしましたよ。誕生日当日は、宮崎さんは、東京でお母さんや妹さんたちと、バースデーを楽しんだと聞いています」(ドラマ関係者)
はつ再登場が楽しみだ。