「突然現れた9歳下の青年の思いに、47歳の浅子は心ときめかせたのかもしれません。それまでどんな人が寄付を求めてやって来ても門前払いだったのに、最終的には彼の来意を受け入れ、5千円を彼の夢に使ったのですからね。5千円はいまのお金でいえば1億円近くになります」こう語るのは、著書に『広岡浅子 逆境に負けない言葉』(イースト・プレス)などがある歴史家の坂本優二さん。NHK連続テ...

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