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地方から上京し、ひたむきに生きる若者たちの青春群像、月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)では、小夏役を好演した森川葵(20)。恋愛や仕事、将来のことなど、不安や悩みを抱えながらも懸命に生きる東北弁の小夏を、せつなくもまぶしく演じ切った。

 

この春からは人気トーク番組『A-Studio』(TBS系)の笑福亭鶴瓶のアシスタントに抜擢され、活躍の場を広げている。はなし家をして「肝の据わった人やな」と言わしめるほどの存在感。中学時代に人気のファッション誌『Seventeen』のオーディションを受け、約5,600人の中からグランプリに選ばれて専属モデルになった。

 

「お小遣いが欲しくて受けたんですよ。学校の帰りに友達とコンビニで肉まんとか買ってみたくて。うちはお小遣い制じゃなかったので」(森川・以下同)

 

つぼみのようなふんわりした笑みが魅力だ。モデルをきっかけに芸能界入りし、女優としても活躍している。現在公開中の『ドロメ』はダブルアングル・ホラー映画。「男子篇」「女子篇」が同時公開されている。「ドロメ」とは村で語り継がれてきた不気味な泥の化け物の名前。2本の映画を見ることで、物語に出てくる恐ろしい事件や登場人物の心のうちがいろいろな角度から立体的に見えてくる。

 

「日本の幽霊って実体がなくて、人間の感情や気配がゾッとするほど怖いでしょう?でもドロメははっきりと目に見える。あんなおどろおどろしいお化けが迫ってきたら、フリーズしてに逃げられないほど怖いですよぉ」

 

むくな笑顔がかわいらしい半面、大人っぽい言葉が飛び出す“不思議ちゃん”でもある。

 

「左斜め上のほうからもう一人の自分がいつも見ている気がするんです。こんなことを言うから、このごろ“不思議”とか“変わってる”とか言われるのかな。でも、誰でもみんな少し違う角度から自分を客観的に見ていると思いますよ」あ

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