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「テレビを見ていると『これが、俺らの知っている“サカ”なの!?』と驚かされます。とても同一人物には見えないから、何だか不思議な感じがするんです」と苦笑しながら語るのは、坂口健太郎(24)の中高時代の親友だ。

 

坂口といえば、前クールの月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)で一躍注目を浴びたブレイク俳優。4月スタートの『重版出来!』(TBS系)では出版社の営業マンとして出演し、さらには現在放送中のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』にも大抜擢。ヒロイン高畑充希(24)の“相手役”として帝大植物学研究室で学ぶ大学生・星野武蔵を熱演し、早くも注目が集まっている。“塩顔男子”ブームの火付け役としても知られ、19歳から『メンズノンノ』のモデルとしても活躍。そんなマルチな才能は、いかにして磨かれたのだろうか。そこで本誌は、彼のルーツに迫った――。

 

ブレイク前の坂口が通っていたのは、東京郊外にある私立一貫校。ここで中学から高校までの6年間を過ごしたという。前出の親友は本誌にこう語る。

 

「みんなからは名字の坂口にちなんで“サカ”と呼ばれていて、中学3年のときは生徒会長でした。優等生だからというより、目立つことが好きだったのかな(笑)。勉強はすべての教科で満遍なく点数を取っていた印象があって、かなり頭が良かったです。とはいえ堅物だったわけではなく、流行りには敏感。ゲーセン好きで、特に格闘ゲームの『ストリートファイター』にハマっていました。カラオケにもみんなでよく行って、十八番はBUMP OF CHICKENの『天体観測』。採点でいつも90点以上を出すほど上手かったですね」

 

いまでこそモデルとしても活躍している坂口だが、高校時代はオシャレとは程遠いような“変わった格好”をしていたという。

 

「サカは電車通学でしたが、下校時はジャージに黒の革靴姿で帰っていました。それをちっとも恥ずかしいと思わないみたいでした(笑)。だから高校を卒業してモデルになったと聞いたときは、本当にびっくりしました。いまでこそスマートでほっそりしたイメージですが、高校時代は筋肉質でかなり体格がよかったんです。モデルの仕事を始めるため、スリムになるよう、食事制限や走り込みをなどで筋肉をかなり落としたと聞いています」

 

飾らない気さくさで慕われていたという坂口。現在も交流があるこの親友は、しみじみとその素顔についてこう語る。

 

「サカは、明るくて友人思い。みんなで集まると、いつも中心になって場を盛り上げてくれます。たしかに体型は激変したし芸能界デビューもしたけど、いまでも僕らに会うと昔のまんま。たまに集まると、時間を忘れて昔話に花が咲きます。サカは芸能界の話題なんて全然しません。高校時代と何ひとつ変わっていない、いいヤツなんですよ……」

 

そんな坂口の“天然で仲間思い”の素顔こそが、今のブレイクにつながっているといえそうだ――。

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