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8月30日の夕方5時半過ぎ、都内の高級ホテルの宴会場前には列ができていた。律儀に並んでいたのは、高畑充希(24)。その先には「朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』撮影終了を祝う会 受付」という案内板が出ている。会場には唐沢寿明(53)、西島秀俊(45)向井理(34)ら超豪華な出演者たちが次々現れた。

 

「会は高畑さんと唐沢さんの乾杯の音頭で始まりました。『おいしいお酒を飲みましょう!』と言った高畑さんでしたが、最後まで自分はほとんどお酒を飲まずに、会場中を歩き回ってひとりひとりに頭を下げていましたよ」(スタッフ)

 

また先に撮影を終えた俳優陣が高畑に挨拶に来ると、高畑が感極まって目を潤ませていたことも多々――。じつは、この“打ち上げ”数日前には、こんなスペシャルなイベントもあったという。

 

「8月25日にクランクアップを迎えた後のことです。唐沢さんが音頭を取って、高畑さんやプライベートでも仲の良い及川光博さん(46)ら主要キャストを誘い、箱根の高級温泉旅館に一泊旅行したんですよ。宿泊代は唐沢さんが全額支払ってくれたそうです」(NHK関係者)

 

この日の打ち上げが盛り上がったのも、そんな本当の“仲よしチーム”だからこそ。NHKの籾井勝人会長も上機嫌でスピーチし、一次会は夜10時前にお開きとなった。2次会は、ホテルから徒歩約20分の繁華街にあるパーティーホール。さまざまな出し物が行われたが、圧巻だったのは、“小橋家三姉妹”高畑、相楽樹(21)、杉咲花(18)の3人が披露した『花束を君に』。宇多田ヒカルが歌う、あの番組主題歌だ。

 

「3人がサプライズでバンドを組んで披露したんです。相良さんと杉咲さんは、そろってロックバンド『エレファントカシマシ』のファンで、撮影中もエレカシの話で盛り上がっていたくらいの音楽好き。この日のために2人でギターを練習をしてきたそうです。ボーカルを担当した高畑さんはミュージカルで鍛えた喉を披露。あまりのインパクトに『マジにデビューしろ!』『ホントにバンド組んじゃいなよ!』と会場から声が上がりました」(前出・スタッフ)

 

2次会がお開きになったのは、始発も近い早朝4時。共演者だけでなく、支えるスタッフたちもおそろいのハッピを着たり、撮影が終わってからも連帯感が強かった今回の撮影チーム。最後まで付き合った高畑との別れに、思わず涙を浮かべたスタッフもいたという。

 

こんな現場でドラマが面白くないわけがない。10月1日の最終回まで目が離せない!

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