9日に釈放された高畑裕太(23)。23回目の誕生日は、留置場ではなく、母親・高畑淳子(62)が用意した、埼玉県内の病院で迎えられることとなった。
高畑は翌日早速、布団まで持ち込んで息子の病室に泊まり込んだ。逮捕前と変わらぬ母子密着――。
だが、犯罪心理学に詳しい駿河台大学心理学部の小俣謙二教授は、裕太が更生するためには、「(高畑が)突き放すことも必要だ」と話す。
「テレビで裕太さんの言動を見るかぎり、彼には女性をリスペクトする気持ち、尊重する気持ちが欠けているのではないでしょうか。強姦などの加害者によく見受けられるのは、『嫌よ嫌よも好きのうち』『派手な格好をしている女性はいつでもOK』などという、女性に対して誤った認識を持っていること。彼も今後、その性格自体を変えないといけません」
母親にもまた非があると、はっきり指摘する。
「淳子さんも心理的に“子別れ”をして、裕太さんとは一対一の大人としての関係を築くべきです。もちろん今後、裕太さんは世間から色眼鏡で見られて辛い思いをするはず。そのとき高畑さんが“最後の理解者”としていてくれるだけで、彼は耐えられるはずです。でも守ってあげるだけではなく、突き放すところは突き放す。それが必要です。裕太さんも芸能界からは離れ、“親の七光り”が及ばないところで就職して親離れすべきですね。今後、彼は苦労しながら女性が自分をどういう目で見ているのか、実感しながら学習していくことになります。女性蔑視の発言や、軽はずみなボディータッチ……それを周囲が『一歩、間違えたらそれは性犯罪だぞ』と根気強く注意していくことです」
成人した息子の病室に泊まり込む高畑の姿を見ていると、先行きが心配だが――。