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10月1日、乳がん闘病中の小林麻央(34)はブログである手術をしたと告白した。

 

≪病院の先生方の勇断により、先日、手術を受けることができました。(略)私の場合、根治手術ではなく、局所コントロール、QOLのための手術です。手術をしたからといって、肺や骨に癌は残っており、痛みもあるので、これからが闘いです≫

 

麻央の受けた“QOL(生活の質)のための手術”とは、いったいどのようなものなのか。

 

「麻央さんは左乳がん摘出と腋窩リンパ節郭清手術を行ったと聞いています。がん組織を小さくする抗がん剤の効果で、春には無理だった手術が可能になりました。痛みを軽減する局所コントロールが目的で、オペは予定より長びき2時間以上かかったようです。それでも術後は痛みもかなり薄らぎ、術後10日ほどで一時退院となりました」(病院関係者)

 

麻央が都内の病院を退院したのは、10月に入ってからのことだった。地方公演中だった夫の市川海老蔵(38)は、麻央の一時退院に合わせるように急遽帰京。その夜は長女・麗禾ちゃん(5)、長男・勸玄くん(3)とも対面を果たし、久々に家族の時間を過ごした。

 

麻央は術後の身だけに子供たちと一緒に暮らすことはできず、実家で静養。だが10月初旬には幼な子と晩ご飯を食べる時間も惜しんで、2時間近く一緒に過ごした。

 

実は今回、麻央が受けた摘出手術は思い切ったものだったようだ。乳がんに詳しいブレストビア宮崎病院の柏葉匡寛副院長はこう語る。

 

「抗がん剤療法が一定の効果を得たタイミングでの挑戦だったのでしょう。これ以上悪化の可能性があれば外科としては切りづらいので、思い切った判断での手術だったのでは。肺にも転移されていますから、根治のための手術ではありません。しかし“病は気から”とよく言いますが、実際後ろ向きな気持ちでは快方に向かいません。そういう意味ではQOLの改善手術とはいえ、それで気持ちが変わればいい結果を生むこともあるのです」

 

“奇跡”を起こす第一歩として、手術を選択した麻央。家族の支えもあり、がんと闘う気持ちに変わりはないようだ。

 

「退院の翌日の朝、麗禾ちゃんと勸玄くんが幼稚園に行ったあと、麻央さんは海老蔵さんと夫婦水入らずで、久しぶりに1時間半ほど、じっくり話をしたそうです」(芸能関係者)

 

退院直前のブログには、『のろけ』と題して、海老蔵が麻央の母に語った言葉をこう綴っている。

 

≪「大変なとき、悲しいことにバラバラになってしまう家族もある。でも、僕たちは、一致団結できる家族だと思っている。今、誰かひとりでも、違う方向を向いたら、バランスが崩れてしまう。皆で、同じ方向を向いて、踏ん張りましょう」と。いい旦那さんだ。。。気づいたら、のろけていました≫(10月2日ブログ)

 

転移したがんの治療や、これから待ち受ける化学療法は楽なものではない。だがそんな茨の道でも麻央は挑戦を続ける――。

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