ダウンタウンの松本人志(53)が27日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・午前10時~)に出演し、NHK『紅白歌合戦』のあり方についての持論を語った。
24日、第67回NHK『紅白歌合戦』出場歌手46組が発表された。初出場は、お笑いコンビ・オリエンタルラジオ率いるRADIO FISHやデビュー20周年のKinki Kids、PUFFYら合わせて10組。そして、朝ドラ『トト姉ちゃん』の主題歌を歌い、9月28日発売の最新アルバム『Fantome』が4週連続1位と好調の宇多田ヒカル(33)も初出場。一方で、年内いっぱいでの解散を表明しているSMAPの名前はなかった。
また、赤組最多39回の出場実績を誇り、長年『紅白歌合戦』を盛り上げてきた和田アキ子(66)は落選。和田同様、合わせて39回の出場を果たしていた細川たかし(66)は発表を前に“紅白卒業宣言”するなど、世代交代が印象的な顔ぶれとなった。これについて松本は次のようにコメントした。
「全体通してボクが思うのは、あんまり面白そうじゃないなっていう。NHKさんは、まさかマンネリをダメだと思ってんのかって、ちょっとびっくりするんですよ。(紅白は)風物詩なので。風物詩はマンネリの極地なんですよ。マンネリをやめちゃったら、紅白の良さは何ひとつないから、マンネリでいいんですよ。毎年、ちょっとのマイナーチェンジ?ちょっとの“脱皮”くらいでボクはいいと思うんですけど。今年は“脱皮”というか、身をえぐっちゃってるというか。ちょっと、シェイプアップしすぎというか」
そして、松本はテレビ業界におけるネットの影響力についても言及。「きっと、ネットとかの意見を見すぎてる。それは、業界全部に言えることですけど。ネットの意見て、ボクは一般の意見と必ずしもイコールではないと思うので、無視していいと思うんですよ。がんばってマンネリを貫くと。視聴者との“ガマン対決”みたいなもんですよ。そこに勝てるかなんですよ、マンネリって。ねじ伏せるっていう。スポンサー関係ないわけやし」と話した。