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「この10月に、聖子さんの夫・Kさんの亡父の三回忌法要が都内で行われました。聖子さんは、お寺まで夫婦で仲よく車に乗っていらっしゃいましたよ」(参列関係者)

 

12年6月に、慶應大学医学部准教授のKさん(53)と再々婚した松田聖子(54)。だが結婚後には、長年マネージャーを務めて“恋人”とも噂されたA氏(42)と新たな個人事務所を立ち上げるなど、夫婦仲の危機を報じる記事が次々と報じられた。

 

その最中の14年11月。聖子夫妻のもとに訃報が届いた。夫・Kさんの実父がなくなったのだ。連日、リハーサルと準備に追われていたが、聖子はここでみごとな決断を見せる。すべての仕事をキャンセルして、群馬県内の夫の実家に単身で駆けつけたのだ。

 

あれから2年。11月22日を皮切りにディナーショー公演をスタートさせている聖子。年末まで全国11都市15公演とスケジュールはびっしり。義父の命日は11月12日。2年前と同じくディナーショー準備に大わらわの時期だ。そこで彼女が編み出した“ウルトラC”は。

 

「じつは今年の三回忌法要は約1カ月前倒しして、10月中旬に行ったんです。聖子さんに合わせて、法要日をずらしたそうです。群馬からいらしたKさんのお母さまも、聖子さんと笑顔でおしゃべりされていました。2年前と変わらず、嫁姑の仲もうまくいっているのでしょう」(前出・参列関係者)

 

冒頭のとおり夫婦揃って法要に出席した彼女は、2年前と変わらず“長男の妻”としてきっちり役割を果たしていた。だがこの日、献身的に振る舞っていた聖子に複雑な視線を注いだ参列者もいた。夫・Kさんには、聖子と結婚する直前まで長年連れ添っていた妻・A子さんと2人の子供が。参列関係者の1人は、本誌にこんな胸中を明かす。

 

「聖子さんが忙しい芸能活動のかたわらよくやってくださってることは、わかっているんです。ただ……こうして親族が揃うと、つい前の奧さんのことを思い出してしまう。彼女は元看護婦で、とてもよく気が利く方。ふだんからお墓のお世話もよくしてくださってね」

 

後妻であるというだけで、“できた前妻”と比べ続けられては、その心中はいかばかりか。11月下旬の朝、本誌は都内に自宅からゴミ捨てに出て来た住むA子さんに声をかけた。

 

――おはようございます。Kさんのお父さまの三回忌があったようですが……。

そう記者が切り出すと、Aさんは微かに頷いた。

「こんなに朝早くからいらしてくださったのに、本当にすみません。お寒いでしょうに」

――Kさんのお父様は、お孫さんたちのことを最後まで気にかけておられたと聞いています。法要に姿を見せなかったと聞いて、事情を伺いにまいりました。

「……言いたいことも、ありますよ。でも、ここで私がしゃべってしまったら、いちばん可哀そうなのは、子供たちなんです。子供を守れるのは私しかいないので、ごめんなさい。お話しすることは……すいません」

 

そう言うと、A子さんは丁寧に頭を下げ、自宅に戻っていった。法要当日、式を終えた参列者が立ち去る際、ひとり聖子だけが義父の墓の前に残っていたという。

 

「お墓の前で、聖子さんは数分間も手を合わせ一心に祈っていらっしゃいました。その殊勝なお姿はとても印象的。亡くなったお父さんは周囲の反対に遭いながら息子と結婚した聖子さんのことも、いつも気にかけていました。可愛がってくれた義父への感謝と、一家の嫁として墓を守っていくという決意を伝えていたのかもしれません」(前出・参列関係者)

 

いまだ前妻の影に怯える妻の座で、聖子は懸命に努力を続けていた――。

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