覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕も不起訴処分になった歌手のASKA(58)。執筆中と伝えられていた告白本の出版担当者が9日放送の「バイキング」(フジテレビ系)の直撃取材に対し、告白本を出版するに至った経緯やASKAの近況を語った。
ASKAは8日に更新した自身のブログで《明日、9日。フジテレビ「バイキング」に、出版社で「700番」担当の方が、出演されるそうです。本についてのコメントがあるかもしれません。もう、収録を終えられたようですが、内容は、僕も知りません。これに関しましては「発信厳禁」「秘密保持」のプロジェクトだったんです。もし、本に触れてあるならば、ようやく解禁となります。観てみましょう》と綴っていた。
ブログの文面にある「700番」とはASKAが留置所にいたときの留置番号で、昨年末に逮捕・釈放された際の騒動が綴られている告白本のタイトル。ASKAは2日のブログの中で《今回の事件を検証するために「700番 第3巻」を、執筆中です。》《焦点は、「なぜ、僕が尿ではなくお茶にすり替えたのか」》、そして5日のブログで《さぁ、本が書きあがったぞ!》と記していた。番組の直撃に対し、出版担当者は釈放後のASKAの様子を次のように語った。
「釈放されたのが12月19日でしたね。20日に今回の状況についてASKAさん本人の口から聞いて、それを記事にしたいとコンタクトを取らせていただいて。そのまま、その日の夜に電話で取材させていただいたんですけども。こちらが質問した内容を即座に意図を理解していただいて、非常に冷静に淡々とお答えてしているという印象がありました。報道でろれつが回っていないとか、そういった記事とかも見たこともありますけど、そういったことも全くなく、ハキハキと語尾もキチンとして話されているなという感じでしたね」
釈放後のASKAは冷静で、取材にも理路整然と答えたと出版担当者は言う。では出版担当者の目には、11月の再逮捕はどう映っていたのか。出版担当者はこう続けた。
「(第一報を受けて)まさかという感じはありました。逮捕当日以前から本人と打ち合わせでやり取りをさせてもらっていました。そのときの様子からは、いわゆるおかしな様子であるとか言動があるっていうことは全く見受けられませんでしたので、それでまさかと思いました。(ASKAと連絡を取ったのは)昨年の9月末。ASKAさんの自伝の出版の企画を考えておりまして、それが理由で打ち合わせを重ねさせていただいております」
出版担当者はASKAの自宅の地下室にあるスタジオで直接本人に合い、定期的に打ち合わせを重ねていたとのこと。ただ現在ASKAは福岡県の実家にいるため、電話やメールでやりとりをしているという。では、著書の核心である“尿検査にお茶を提出した真相”については聞いているのだろうか?出版担当者はこう話した。
「聞きました。当日、110番で警官を呼んだんですけど。実際に警官がやってきて、警官と奥さんの立ち会いの中で、どうやってスポイトを取り出して、どうやって警官の目をくぐり抜けて、採尿できたかということを聞きました。詳細の部分というのは、話すと1時間にも2時間にもなるということでしたので、そこは予定しております本の中で綿密に書かれています」
そんなASKAの告白本発売時期は今のところ未定だが、急ピッチで進められているとのこと。気になるその真相は、近々出版される著書の中で明らかにされるようだ。