《この本も、またすぐ差し止められちゃうかもしれないんですけど、私の持ってる真実、消されたくないので改めて千眼美子として生きていく宣言。「全部。言っちゃうね。」明日、17日、発売》
Twitterにそうつづったのは、清水富美加(22)。幸福の科学への出家騒動から5日、告白本『全部、言っちゃうね。』を出版したのだ。その内容も過激だ。
《役づくりのために飛んでいる虫だって食べた》
《悩みの種だった好きな人も忘れましたし、たばこもやめました》
《水着の仕事って言ったって、おかずですよね》
《「本当に社長のことを殺したい」って思ったりします(笑)なんて言っちゃったり》
さらには自殺未遂を繰り返してきたことも告白。
《16歳の誕生日の日、死のうとして、ガムテープを口と鼻に貼ったんです》
《高校2年生の夏頃だったと思う(中略)「自分には何にもできない。もう死のう」ってなってしまって、暴れてカッターで部屋をぐちゃぐちゃにして、腕を切りつけて》
所属事務所は《代理人間で協議を続けているこのタイミングで清水富美加の書籍が出版されたことについては、誠に不可解であると言わざるを得ません》としながらもこう続ける。
《書籍には事実と異なる部分も多々含まれておりますが、弊社といたしましては、契約解除の問題に無関係な部分についての過熱報道が続くことは望んでおりませんので、問題の早期解決のため、書籍の内容についてのコメントは控えさせて頂きます》
教団側はこれまで所属事務所が“奴隷契約”で清水を苦しめてきたと糾弾。ファンからも批判が上がっていた。だがあまりのスピード出版に《早すぎる》《あざといね》など教団側の動きを計画的と指摘する声も浮上している。
著書の元になった清水へのインタビューは、医師立ち合いのもとで11日から複数回にわたって行われたという。幸福の科学の広報はスピード出版についてこう語る。
「幸福の科学ではこうしたスピード出版はめずらしいことではありません。過去には守護霊インタビューの翌日に発売した前例もあります」
初版部数や印税契約については明らかにしなかったが、AMAZONではベストセラー1位を獲得した。
「書籍の発売までには製作期間だけでなく印刷所や取次会社のスケジュール調整なども必要で、通常は最短でも1カ月かかるもの。これほど短期間での出版は、幸福の科学が誇る膨大な会員数と全国ネットワークがなせる業でしょう」(出版関係者)
“力ある大人”の世界から逃げようとしたという清水。だが今回の事務所告発本発売は売り切れ店が続出するなど、さらなる巨額ビジネスの様相を呈してきている。