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2月8日、乳がんで闘病中の小林麻央(34)が、姉・小林麻耶(37)とのツーショット写真とともに、ブログで《姉が一緒で、ひとりより元気が湧きます。姉は、私のいろいろの源。生まれたときから一番長く知ってる人間だもの》と綴った。闘病生活を続ける麻央。そんな彼女のブログで、姉の麻耶と2人仲よく笑う写真を見つけると、何だか少しホッとした気持ちになる人も多い。

 

「麻央さん姉妹には、強い絆を感じますね。たとえば海老蔵さんがいても、麻央さんにとって、いちばん身近な同性である麻耶さんがいることは、どれだけ心強いか。麻央さんも実の姉には、夫や親には難しい相談もでき、体のこと、身の回りのことなども頼みやすいのでしょう。困難に立ち向かいながら紡がれる姉妹の絆は、とても強いものだと感じています」

 

そう語るのは、自身も2歳下の妹がいる漫画家の倉田真由美さん(45)。同じ家族のなかで育ちながら、同性ゆえにライバル心が募り、反発することもある。それでも、がん闘病に“姉妹力”を発揮している小林麻耶&麻央。そんな「絆」でつながれている姉妹は多い。

 

たとえば、女優の石田ゆり子(47)と石田ひかり(44)。最初にブレークしたのは、妹・ひかり。連続テレビ小説『ひらり』で国民的女優になり、その後を追うように姉のゆり子も活躍していったが、常に妹とは比較されていた。

 

《よく聞かれるんですが、(ひかりを)意識しないことはないですよ。でも妹は妹ですから……》と当時、複雑な心境を語っていたゆり子。現在は、姉妹で芸能事務所を立ち上げ、独身のゆり子が社長兼女優として活動。’01年に結婚し、2児の母となったひかりも、子育てを経て、徐々に仕事の幅を広げている。

 

「友達同士だと、既婚か未婚か、子どもがいるかどうかで、関係が希薄になることも。しかし姉妹だと結婚しようが、子どもが生まれようが、その関係に変わりはありません。逆に、距離が近くなることだってあります」(倉田さん)

 

そんな芸能界“有名姉妹”の中で、今、もっとも意欲的に“姉妹力”を発揮しているのが、奥田瑛二(66)、安藤和津(68)夫妻の娘、安藤桃子(34)と安藤サクラ(31)かもしれない。映画監督の桃子は’14年に自身の小説『0.5ミリ』を映画化。女優のサクラを主演に起用し、姉妹共作を実現した。

 

桃子とサクラは幼いころから仲がいいことでも有名。映画公開時の会見でも、妹の存在について桃子は「自分以上に大切な存在。自分が守っていかねば……」と語っていた。

 

「姉妹の関係も、昔と変わってきていると感じます。子どもが5人も6人もいた時代なら、同性の姉妹はお互い対峙したり、比較される対象だったかもしれません。しかし、今は2人きょうだいが多い。まわりにも、仲のいい友人のような姉妹が増えています」

 

小林麻央は昨年9月に記したブログで、《私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたことだと思っている》と綴っている。

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