20世紀を代表する、スイス生まれの彫刻家・ジャコメッティの大回顧展が国立新美術館で開催中(〜9月4日)。ジャコメッティといえば細長いシルエットの作品でおなじみだが、その作風にいたった理由を同館の学芸員を務める横山由季子さんに聞いてみた。「見えるものを見えるとおりに表現するために、髪形や服装などは飾りでしかない、人間の本質的な部分ではない、そう考えた彼は余計なものをどんど...

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