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8月25日、東京・羽田空港のロビーを歩く親子3人連れがいた。市川海老蔵(39)一家だ。

 

長女・麗禾ちゃん(6)と長男・勸玄くん(4)と固く手をつないで歩いていた海老蔵だが、長旅の疲れか子どもたちの足取りは重い。麗禾ちゃんがときどき手を放して立ち止まるたびに海老蔵も足を止め、やさしく手を差し伸べる。すると麗禾ちゃんも、またしっかりと父の手を握り直した。そんな強い“親子の絆”に、多くの旅行客も振り返るーー。

 

妻の小林麻央さん(享年34)が亡くなる前日の6月21日、海老蔵は自身のブログで、《今年私、座頭市終わったら休むことになりました!ヤッター》と綴っていた。

 

「厳しい夢だと思いつつも、麻央さんと一緒に過ごしたい、そう願って休みを取りました。でも、麻央さんは6月22日に亡くなります。“妻と過ごすはずだった時間を、子どもたちを励ますために使おう。”そう思って、ハワイ行きを決めたそうです」(松竹関係者)

 

海老蔵一家は8月18日にハワイに到着した。義姉の小林摩耶(38)と義母も一緒だった。子どもたちにとっては初の海外旅行先となったハワイ。海老蔵にとっても、幼いころ父・團十郎さんに連れられて訪れた思い出の地だ。

 

「現地ではハワイに留学経験のある友人の山田純大さんや、市川右團次さん一家とも合流して、一緒にご飯を食べたり、泳いだりしました。麗禾ちゃんは“貝拾い”をしたかったようですが、ハワイの砂浜は、貝殻が少なくて、残念がったそうです。でも、そのすぐ後に野生のウミガメを見ることができて、とても上機嫌になったとか」(前出・歌舞伎関係者)

 

子どもたちは、イルカと泳ぐアトラクションも体験。

 

「最初はイルカを怖がっていた子どもたちも、しばらく泳いだら慣れたそうです。プログラムは、3人でおよそ10万円もするんですが、あまりに楽しかったのか、滞在中、もう一回行ったと聞きました」(前出・松竹関係者)

 

家族で過ごすこの上なく幸せな時間。楽しいからこそ、子供たちが麻央さんの不在を意識してしまうこともある。

 

「『ママも来られたらよかったのに』。子供たちがそう漏らすたびに、海老蔵さんは言葉に窮してしまったそうです」(前出・歌舞伎関係者)

 

常夏の楽園を去って、慌ただしい生活に戻った3人。この夏の思い出を胸に抱いて、固く手を握りあって日常を歩んでいくーー。

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