「しばらく事務所には所属せず“フリー”として活動していくようです」(芸能事務所関係者)
9月8日、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)の3人がジャニーズ事務所退社の日を迎えた。そんな3人へのサポートについて、意欲を見せているのが元マネージャーのI氏だという。
「I氏に対する3人の信頼は大きく、“自分たちにはIさんが必要”という思いは解散後も一貫しているようです」(テレビ局関係者)
I氏は、まずは映画で実績を積ませるつもりだという。
「ターゲットはアジアマーケットです。現在、韓国映画のプロデュースに動いているそうです。3人は出演しませんが、その足がかりとして日本で87年に大ヒットした映画『私をスキーに連れてって』を韓国キャストでリメイクし、日本公開も視野に入れています。アジア圏への人脈を作り、SMAP人気の高かった中国などで3人を適材適所でブッキングしていく構想があるようです」(映画関係者)
そんな彼らの行く末を誰よりも心配するのは、一時退社を囁かれながら事務所に残った中居正広(45)だという。
「現在、中居さんは新規の仕事を受けていないようで、レギュラーのバラエティ番組をこなすだけにとどまっています。ドラマや映画への出演予定はないようです。事務所を退社した3人は主戦場を俳優業に絞っていますから、彼らの仕事と競合しないようにという配慮があるのだと思います。中居さんが現在の仕事に専念するのは、稲垣さん、香取さん、草なぎさんに向けた、惜別のエールだということです」(前出・芸能事務所関係者)
もう1人、事務所に残る木村拓哉(44)も仕事に邁進する。
「今は来夏公開の映画『検察側の罪人』の撮影の真っ最中です。積極的に映画、ドラマへの出演を続けています。 SMAPという肩書がなくても、俳優として“自立”できることを、身をもって示した。その姿は他の元メンバーの刺激になるはずです」(前出・映画関係者)
袂を別っても、無言のエールを送り合う5人。アイドル評論家の中森明夫氏は期待を込めこう語る。
「SMAPは平成どころか、戦後の日本を代表するアイドルだったといっても過言ではありません。解散しても、いつか集ってほしいと、誰もが思う存在です。40代の若者が今の時点では、けんかしたとか、わだかまりがあったとしても、あと20年経ったら、笑ってすごせるかもしれない。過去のことは忘れるかもしれない。そういうときにまたSMAPの5人がそろうところを観たいです」
いずれ時間がすべてを洗い流したら――。一回り大きくなった5人が笑い合う姿を見られるかもしれない。