底冷えする寒さとなった1月中旬の午後2時、都内有数の高級住宅地に1台の車が止まった。運転していたのは、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(35)。長男(1)を抱いた妻・福田萌(32)とともに、幼稚園に通う長女(4)を迎えにやってきたのだ。
「現在、長女は有名私立幼稚園に通っているんです。ここはいわゆる“お受験”幼稚園と違って、園児をのびのびと育てる方針をとっています。それが注目を集め、毎年定員の5倍を超える入園希望者が殺到しています」(教育関係者)
中田は慶應義塾大学卒で、福田は横浜国立大学卒という“高学歴夫婦”。だが中田はインタビューで「子供にお受験をさせたくない」と告白。最近では独自の育児方針が話題となり、イクメンキャラとして人気を博している。
「中田さんは、妻の“ワンオペ育児”にも持論を展開。週1の休みを確保するだけでは、妻の負担は減らない。休みを確保するため、残り6日に仕事を詰め込んでしまうから。その間、妻は楽にならないというのです。結局夕食を作る夕方から寝かしつけるまでの時間帯が大変だと分かったため、彼は夕方以降の仕事を入れないようにしたそうです。こうした“新しいイクメンスタイル”が、主婦層にウケているのでしょう」(芸能関係者)
この日も中田は妻と幼稚園のお迎えをするなど、育児参加。送迎バスの停留所付近に高級外車で乗り付ける主婦たちも多いなか、彼が乗っていたのは“国産のファミリーカー”だった。
「独身時代は『犬なんて欲しくない』『車の免許も欲しくない』と語るなど、自分の美学を貫いていました。しかし“恐妻キャラ”の福田さんが希望したため、犬を飼うことに。さらには免許まで取得するなど、すっかり“絶対服従”状態となっています。でも、中田さん自身もそうした“いいパパ”になることを喜んでいるようです」(前出・芸能関係者)
まさに夫のかがみのような中田。だが恐妻の前では、タジタジのようで……。幼稚園のバスが到着しようとするなか、中田は車を切り返していた。駐車が上手くいかないようだ。何度も繰り返すが、パーキングスペースからはみ出してしまう。苦闘は10分近く続いた。
そんな夫の“失態”にイラっとしたのか。福田は長男を抱いて停留所へ。ママ友たちに声をかけると、和気あいあいムードで話に花を咲かせていた。いっぽう、ようやく駐車を終えた中田はすっかり疲れ切った様子。しかしバスが到着して娘が下りてくると、嬉しそうに「お帰り!」と手を振っていた。“恐妻”を満足させるのは、楽ではなさそうだ――。