テレビ朝日開局60周年記念番組として来年4月から昼の帯ドラマ劇場枠で、脚本家・倉本聰氏(83)の新作「やすらぎの刻~道」が1年間放送されると発表された。
同枠では昨年4月から倉本氏脚本のドラマ「やすらぎの郷」を放送し、話題を呼んだ。開局記念ドラマはその関連作品で、昭和から平成を生き抜いた夫婦の物語。主人公を女優の清野菜名(23)と八千草薫(87)がリレー形式で演じるという。
「もともと倉本氏は『やすらぎの郷』の企画をフジテレビに持ち込んだそうですが、却下されたそうです。しかしテレ朝がちょうどシニア層ターゲットの昼ドラマ枠を新設することになり、企画が採用されたといいます。倉本氏と昵懇であるテレ朝・早河洋会長の肝いり企画なので、現場としても力が入っていました」(放送担当記者)
同ドラマは制作準備のため、今年4月から来年3月まで昼の帯ドラマ枠を休止するという。テレ朝の総力を結集する模様。主演に抜てきされた清野の人気・知名度も、格段にアップしそうだ。
「これまで数々の作品に出演している清野さん。昨年は黒柳徹子さんの半生を描いた昼の帯ドラマ劇場枠『トットちゃん!』で主演を演じましたが、インタビューでは自身の知名度がないことを気にしていました。しかし今回の件を受けて、局内では早くも『来年はテレ朝の“看板女優”のような存在にしたいと』と期待の声が上がっていますね」(芸能記者)