鈴木亮平(34)主演大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合)の新キャスト発表会見が2月14日、東京・渋谷の同局で行われた。会見では鈴木の“亮平スマイル”をキャスト全員が絶賛する一幕があり、チームの結束力がうかがわれた。
風間俊介(34)は“亮平スマイル”をこう称えている。
「撮影が苛酷でみんなが疲れてきた時に、一番大変であろう亮平君がスマイルで和ませている。現場に素敵な雰囲気が流れているのは、亮平君のおかげ」
続けて内田有紀(42)も「スマイルに胸打たれています」と鈴木を絶賛。まさかの展開に鈴木は照れ笑いを見せたが「本当に恐縮です。本当はそんなにできた人間ではないですけど、そうならなければならない社会的要請を感じました」と話し、会場は笑いに包まれた。
そんな“亮平スマイル”の秘密は、下積み時代にあるようだ。
鈴木は出世作となる14年「花子とアン」(NHK総合)に出演するまで、脇役を演じることばかりだった。その分、「主役の人たちを下から見てきている」と今年1月、テレビのインタビューで明かしている。
「『主役の人にこういうことをされてうれしかったな』とか、『こういう主役はステキだな』という知識や経験、引き出しだけはたくさん持っている自信はあるので、いろんな人を見て勉強できたことは良かった」
当時の経験や気づきが、”亮平スマイル”につながっているようだ。
「『花子とアン』では、初めて心優しい役柄を初めて演じることになった鈴木さん。当初は馴染めないあまり、『役者としておしまいだ』と追い込まれることもあったそうです。それでも見事に最後まで演じきりました。14年9月、彼は自身のブログで『全てを包み込む本当の強さというものを教わった』と明かしています。共演者を包み込む”亮平スマイル”の優しさは、このときの経験を経てさらに磨かれたものなのでしょう」(NHK関係者)
視聴者だけでなく共演者も魅了するそのスマイル。演技を通して、さらに多くの人にその笑顔を届けてほしい!