ダウンタウンの松本人志(54)が3月4日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。スポーツ選手への報道の在り方について苦言を呈した。
番組では、女子レスリング伊調馨選手(33)が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けていたとされる報道について取り上げ、松本に意見を求めた。
松本は「ダラダラ行かずに早く解決して、選手が集中できるような環境をつくってあげてほしい。それくらいしか言えない」ととどめ、「マスコミもこのニュースを連日やって、半分面白がっている。本当によくない。相撲(力士の暴行問題)も引っ張ったもんね」と報道の在り方に疑問を呈した。
松本は、2月に行われた平昌五輪の報道にも言及。「みんなカッコよかったし、美しかったし、素晴らしい」としながらも、「あの後のちょっとした日本国中のお祭り騒ぎが大嫌い」と発言した。
理由については「(選手が)番組に引っ張りだこになるでしょ。僕が言うのは本当におかしいけれど、バラエティ番組になんて出なくていい。選手たちは、競技をしているときがいちばん輝いている。私生活とかはあまり見たくない」と話した。
司会の東野幸治(50)は、松本の“面白半分で報道している”という指摘に「申し訳ございません」と番組を代表してお詫びし、“バラエティ番組に出なくていい”という指摘には「アスリートが頑張っているのを応援する」とフォローを入れていた。
Twitterでは、松本の意見に対して《テレビの世界にいる自分が言うのもなんだが、メダリストはバラエティーに出なくていいんですよ。練習に集中させてあげてほしい》と賛同する声も。
いっぽう、意見には賛成としながらも《松っちゃん 相方の番組はアスリートを引っ張り出していじり倒すバラエティーでっせ》とし、相方・浜田雅功(54)が司会を務める「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)を思わせる発言でツッコミを入れる声も上がっている。