元アナウンサーで現在、歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(38)の妻である小林麻央さん(34)が9月1日、新たにブログを開設したことが海老蔵さんの報告により明らかになりました。ブログタイトルは「KOKORO.」。開設1日で読者数は20万人に迫る勢いで、注目度の高さが伺えます。
その内容は、がんという病になっての自分自身の変化、そして現在の心の変化について綴られています。
「乳がんであることが突然公になり、環境はぐるぐる動き出しました。そこで、これまで以上に病気の陰に隠れようとして心や生活をさらに小さく狭いものにしてしまいました」(原文ママ)
若くして乳がんになる辛さは計り知れませんし、病と向き合い、よりいろんな意味で強くなりたいと望む彼女の姿は、同世代の女としても「凄いな」と思います。
しかし、そんな素晴らしい一歩に、水を刺すような評判も聞こえてきます。それは前日に海老蔵さんが自身のブログで「明日、麻央から重大発表がある」と告知したことです。闘病と向きあう強さは素晴らしいのですが、今回の一件では海老蔵さんのしたたかさを感じずにはいられないとの声が上がっています。
なぜ彼はマスコミ嫌いと言いながらも、煽り行為をやめないのでしょうか。
■ブログ開設をわざわざ煽る心理とは
ことの発端は8月31日に、海老蔵さんがブログにて「(麻央から)明日お伝えします」とか「青天の霹靂」などインパクトのある言葉を並べて告知したことに起因します。
結果としては、麻央さんが自らの言葉で綴るブログの開設だったわけですが、病状が「かなり深刻な状態」とも言われていただけに、「元気そうでよかった」と、喜ぶ声と同じくらい「重大発表って、ブログ開設とは拍子抜けした」というネガティブな感想も寄せられています。
病に向き合い、世間の関心に向き合うことにした麻央さんですから、その覚悟は素晴らしいと思います。しかしその反面、チラチラ横で見え隠れするのは、夫・海老蔵さんの“煽り”でしょう。今回の開設も海老蔵さんの“煽り”がなければ、何かを言われることのない素晴らしい一歩だったわけです。
実際この告知により、翌日記者が数名自宅前に来ていたことも、海老蔵さんはブログで明かしています。記者に「そっとしておいてほしい」と言及しながら、あえて自分からマスコミホイホイ的な行為をする彼の心理。それはよくも悪くも、自分の発言で周りがどう動くかを考えない“天性の王子様気質”があるように感じます。
歌舞伎俳優なのだから”王子様気質=華”とも考えられます。しかし言っていることとやっていることがチグハグな場面を度々見かけてしまうと、結果このように素晴らしい場面でも不穏な空気が出てしまうこともあるでしょう。
ちなみに1日夜の麻央さんのブログでは「ありがとうございます」とタイトルがつけられ、2本目の記事がアップされています。
「人の優しさに救われたり、誰かの苦しさを心から理解できるとき、病気の自分もまるごと愛せる瞬間があります。」
本当に強くて頭が下がります。ちなみにブログのトップ画像に使われているマーガレットの花言葉は「真実の愛」や「信頼」です。海老蔵さんを心から愛し、自分を信じて進むという意味なのでしょうか。
この更新から程なくして、海老蔵さんは自身のブログで麻央さんの更新について改めて触れています。これが夫婦愛と見えるか、アクセス稼ぎと見えるのか、私たちの心は、試されているのかもしれませんね。