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今やすっかりテレビで見る顔ぶれも変わったハーフタレントたち。その先鋒が、ぶっちゃけ話や嚙みつきキャラでおなじみのダレノガレ明美さん(27)です。

 

もともと何にでも食らいつくトーク力が印象的でしたが、最近は自身の恋愛話や嫌いなタレント暴露など“きわどいラインのぶっちゃけ”が続いています。ついに先日は出演したテレビ番組で、最近噂されていた130万円するという家賃について言及。そこから現在の年収は約6,000万円ほどであることも明らかにし、世間の驚きを呼んでいます。

 

彼女のような売れっ子タレントで6,000万円とは、やっぱり芸能界って夢があるなーとしみじみ感じます。同時に最近はぶっちゃけ度合いの過激さに、若干の不安を覚えます。なぜなら“ぶっちゃけ系キャラ”は、長く見れば消えるか方向転換するかしか選択肢がないからです。

 

■ “ぶっちゃけ”が尽きた時におきること

 

“ぶっちゃけトーク”というコンテンツは初見度や衝撃度が高ければ高いほど注目されるため、テレビの視聴率が苦しいなかでは便利な企画として成立しています。しかし最近では”ぶっちゃけトーク”が乱立しすぎた結果、「因縁対決」「嫌いな人暴露」「年収公開」など、より内容が過激になる傾向があります。

 

一見タレントとしての売り方として有効に思えますが、実はそこには落とし穴が。それは”ぶっちゃけネタ”が尽きたと同時に、需要も尽きるという点です。たとえば最近でいえば業界人モテ自慢をぶっちゃけていた芹那さん(32)や、狩野英孝さん(35)との熱愛を暴露し出現した加藤紗里さん(27)。彼女たちも暴露内容がつきると同時に、画面で見かける機会は減っていきました。

 

ダレノガレ明美さんの場合は暴露する内容が「嫌いな人」「過去」「年収」などジャンルが広いため、お二人よりも息が長い印象があります。しかしそれでも過去と比較すると、収入の話をし始めたのはかなりネタ切れ感も覚えます。

 

ちなみにお金よりもっと過激な暴露をもとめると、次に考えられる内容は「ベッドの中でのぶっちゃけ」です。自身の性癖や過去の男性とのセクシャル暴露。多くの人が気になる話題ではあります。しかしそれはイメージをガラッと変えてしまうと同時に、草刈正雄さん(65)の長女でモデルの紅蘭さん(28)とのキャラ被りという損までついてくる。手を出すメリットはなさそうです。

 

■ぶっちゃけキャラの生き残る道は1つ

 

過去にさまざまな”ぶっちゃけキャラ”がいたこの芸能界。消えていく人と生き残る人がいるわけですが、生き残る人は100%といっていいほど早い段階でキャラチェンジを図っています。もちろん長く芸能人で生き残っている人は、皆さん何かしらのキャラチェンジやポジションチェンジをおこなっているもの。ただ”ぶっちゃけキャラ”は賞味期限が早いため、そのタイミングも極端に早いのです。

 

最近では浅田真央さん(27)の姉・浅田舞さん(29)が妹との”ぶちゃけ”で地位を築きあげましたが、現在は身体能力を生かした俳優やタレント業で人気を確立させています。また愛人キャラとして壇蜜さんの後を追いかけていた橋本マナミさん(33)も、最近は女優業を始めとした女性意識戦略にシフト。「こんなキャラだから、逆にモテない」と不器用女子な発言を目にします。

 

このように見ていくと普段意識することはない”ぶっちゃけ”というコンテンツも、成功例には巧妙な戦略が練られていることがわかります。ダレノガレ明美さんの場合は、いったいどこへ向かっていくのが良いのでしょう。

 

■お手本となる女性、それは……

 

一時は「巨人好き」を公言、野球キャラを推していダレノガレ明美さん。しかしその路線も、タレントの稲村亜美さん(21)にサラリと奪われてしまっています。現在はなかなか”ぶっちゃけ”以外に突出したコンテンツがない気もしますが、お手本となる人物が存在します。それは、実業家としても成功しているモデルの梨花さん(44)です。

 

今でこそオシャレママモデルのトップに君臨する彼女ですが、もともとタレントとして知名度を上げたのはバラエティ番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)。そこで”ぶっちゃけキャラ”として突っ走ったことがキッカケでした。

 

当時は実は隠れ巨乳であることや(しかも美乳)、恋愛での失敗続きを暴露。お茶の間の笑を生み出していました。しかしある時期からバラエティ番組に一切でなくなった梨花さん。それと同時に本業であるモデル業へ立ち戻り、実業家としての成功へと歩み始めているのです。

 

モデルとしての美貌とスタイルはすでに持ち合わせているダレノガレさんもこうしてみると、わざわざテレビに固執する理由はあるのでしょうか。

 

誰かに噛みつくということは、「注目される誰か」が存在して初めて成り立つ立場です。何がやりたいのか、何が言いたいのか。当たり前すぎる問いを自分の中で常に持ち、実行に移すこと。それが芸能界で生き残るためのたった1つの方法。いや芸能界に限らず、自分らしくあるためのたった1つの方法なのではないでしょうか。

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