モデルでシングルマザーだったMALIAさん(34)が自身4度目の結婚を発表し、話題を呼んでいます。
もともと10代で人気ギャル雑誌の読者モデルとしてデビューした彼女。その後19歳で当時Jリーガーだった男性と結婚。そして21歳で初めての離婚を経験。そこからあれよあれよという間に、有名格闘家、Jリーガーとの結婚&離婚を経験。先日、3人目のJリーガーと4度目の結婚を発表しました(なんて複雑なんでしょう)。
一般的に離婚は1度なら“よくあること”と偏見もそこまで生まれないものですが、2度3度ともなると「結婚に向いてないのでは?」と思われるのが一般的です。そんな世間の目も気にしないのが彼女の強さであり魅力の1つだと思いますが、そもそも3回以上結婚や離婚を重ねる男女の結婚観は一般的な感覚とはいろんな部分で違います。
筆者は過去6度の結婚経験がある男性など、複数婚経験者に話を聞いてきました。そこにはいくつか共通するパターンがあるようなので、MALIAさんの話になぞらえながらご紹介します。
■結婚は1つの“示し”にしか過ぎない?
結婚というのは一般的な感覚でいえば、「一生に一度の誓い」のはず。しかし2回、3回と回数を重ねている人にとっては少し意味合いが違うように思います。
複数回の結婚を経験した人に過去聞いた話だと「この人といたい、それだけ」という10年20年先の将来を考えないシンプルな決断であったり、「相手から結婚してと言われたからした」と受け身な結婚理由を話す人もいました。1回もしてない人からするとビックイベントな結婚も、3回目以上の人からすると「本籍を移す」くらいの労力と思い入れなのかもしれません。
ちなみにこれも興味深いのですが、複数回の結婚・離婚を経験している人の多くは離婚時にドロドロとモメていません(一部の大金持ちを除く)。離婚の苦労の大半は子どもの親権と財産分与。モメずに離婚できると結婚への苦手意識が生まれにくく、ひいては複数回の結婚につながっていくのかもしれません。
■離婚経験はネガティブバイアスになることも
複数の離婚経験というのは第一印象として“奔放”“恋愛豊富すぎる”など、ネガティブなイメージにつながります。しかしそれを凌駕するほどの見た目の魅力や性格の良さがわかると、人の印象は“ふりこ”のように逆にうんと良くなることがあります。
心理学では、これを「ゲインロス効果」と呼びます。第一印象が普通の人と第一印象が悪い人がその後に評価を上げるようなことを行うと、第一印象の悪い人のほうが高評価につながるというものです。
MALIAさんの場合、その美貌は見ればわかりますし飾らないキャラクターがテレビ人気にもつながっています。もしかしたらこういった“素朴な美人要素”が、彼女の離婚歴をプラスのパワーに変えているのかもしれません。
■中には結婚に闇を持っている人も
結婚をある意味健全に何回も繰り返す人は、結婚話を語る際もとにかく明るくサバサバしているのが特徴です。しかし中には、結婚に“心の闇”が映し出されている人もいます。
“心の闇”とは理想の夫婦像を追いかけ続けた結果として結婚離婚が繰り返されていたり、自分を100%相手に承認してもらいたいという欲求が結婚の動機だったりする場合です。
その根っこには、自身の親子やきょうだい関係にトラウマがあったりするようです。ただ心の問題を結婚に投影する人は結婚当時を語るとき極端に後ろめたく思っていたり、「相手が全部悪い!」と原因を決めつけるような発言をします。
とはいえ何度も結婚できるということは異性としての魅力を兼ね備えていることにほかならないのですが、MALIAさんはいったいどんな結婚観を持っているのでしょう……。
4度の結婚のうち、3人はサッカー選手で、1人は格闘家。とにかく身体能力の高さを相手にもとめているように見えるMALIAさん。もし5回目の結婚があるのなら(そんなことを考えるのも変ですが)、個人的には世界規模の男性を射止めてほしい。そう、W杯代表選手や欧州リーグに出ている一流選手をゲットして、実業家シンママからセレブママへステップアップを狙ってほしいと思います。
名前の通り、多くの人の“マリア”となっている彼女の結婚が今度こそ長きにわたり幸あらんことを。