キングコングの西野亮廣(37)が6月7日、自身のブログを更新。ネット番組上で募集していた、“美術館建設のために抱えた借金3億円への寄付金受付企画”をいったん中止すると発表した。寄付金募集企画発表後、一部ネット上ではその手法に対して「詐欺ではないか」といった批判が集まっていた。
ブログ上で西野は「3億もの借金が可能とは思えない法人において、すでに借金の契約を結んだとも取れるような表現をして、寄付を募ったことは、誤解を大きく招いてしまい、また寄付をしてくれようとする方も不安に思わせてしまうやり方であったと深く反省しております」と謝罪。続けて「僕の軽率な行動により、美術館建設を応援してくださる方までもが非難されてしまう状況だけは避けたいので、寄付に関しては一旦ストップして、一度仕切り直させてください」とつづり、寄付の受付中止を明かした。
そんな騒動の裏で、思わぬところに注目が集まっていた。iPS細胞だ。
西野の寄付金企画に対抗した一部ネット上のファンが「京都大学 山中伸弥(55)が所長を務めるiPS細胞研究所への寄付」を呼びかけ、大反響。iPS細胞研究所への寄付を呼びかけた後、すでに1,000万円以上の寄付金が集まっているのだ。
そんな不思議な現象、実は以前にも同じような例があった。2015年のハロウィンに東京・渋谷で出たごみを回収するプロジェクト「SHIBUYA Halloween ゴーストバスターズ」を実施した西野。だが同企画に対抗したネット民が呼びかけ、プロジェクトより前にごみを回収するという思わぬ珍事が起こっていた。
ネットでは今回のiPS細胞の寄付に対し≪平成版「風が吹けば桶屋が儲かる」だ≫≪西野さんはわざと注目を集めて別のところで社会をよくしようとしているのでは?≫といった声が集まっている。
西野が動くと思わぬところで思わぬところで社会貢献活動が起こる。今後も西野の挙動から目が離せない。