先月開催された「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞(パルムドール)を受賞した是枝裕和監督(56)作品の映画「万引き家族」が8日、公開初日を迎えた。

 

一夜明けた9日に都内で是枝監督とW主演をつとめたリリー・フランキー(54)、安藤サクラ(32)らが舞台あいさつに出席。

 

是枝監督は「このメンバーでお客さんの前に立つことができて、うれしく思っています」と感慨深げ。リリーは「是枝さんがやりたいものを手作りでやっていたけれど、賞をいただいたおかげで、たくさんの人に見ていただけるようになった」と嬉しそうに語った。

 

今月2日と3日には全国の劇場で先行公開されたが、“カンヌ効果”は関係者も想定外だったという。

 

「当初は200館程度の中規模上映が予定されていましたが、カンヌ受賞後はあっという間に上映館が増加。最終的には全国329館での公開となりました。先行公開は2日間で1.9億円の興行収入を記録。最終的な興収は、是枝監督作品で最高となる32億円を記録した『そして父になる』(13年)も上回りそうです」(映画ライター)

 

さらに“カンヌ効果”は映画界のみならず、出版界にも波及しているというのだ。

 

「5月28日に是枝監督が書き下ろした小説版が発売されましたが、発売前から問い合わせが殺到。発売前に重版が決定し、発売から10日ですでに10万部を突破しました。おととし発売された是枝監督の著書『映画を撮りながら考えたこと』(ミシマ社)も着々と重版を重ねています」(芸能記者)

 

この好況ぶりがどこまで続くかが注目される。