人気バンド・RADWIMPSのボーカルの野田洋次郎(32)が6月11日、自身のTwitterを更新。自身が作詞した楽曲「HINOMARU」の歌詞をめぐるネット上での騒動について謝罪した。
「HINOMARU」は、6日に発売された同バンドのニューシングル「カタルシスト」に収録されているカップリング曲。強烈な愛国心を思わせる歌詞がちりばめられているため、ネット上では「まるで軍歌」などと賛否両論が巻き起こっていた。
野田は11日、英語と日本語でTwitterを更新。軍歌として書いたわけではなかったことを説明したうえで、〈戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした〉などと謝罪していた。
本来ならば、騒動はここで収束のはず。ところが、これを蒸し返してしまったのが元「SPEED」で自民党の今井絵理子参院議員(34)だ。今井議員は12日、自身のブログで野田の謝罪について言及。
〈私はRADWIMPSの楽曲に勇気や感動を与えてもらっている一人です〉と切り出すと、〈表現の手法は作家の自由であり、言葉遣いや色使いに正しいも間違いもありません。決して誰かの同意や批判を得たくて作品をつくるわけでもありません〉と持論を展開。さらに〈受け手の個人的な解釈の拡散により作家に釈明と謝罪までさせてしまう今の社会の風潮には賛成することができません〉としたのだ。
「今井議員といえば、昨年の不倫騒動ではしっかり説明責任を果たさないまま。おまけに、議員辞職もしませんでした。にもかかわらず、他人の騒動では饒舌に持論を展開。野田さんに“助け舟”を出したつもりかもしれませんが、案の定、『あんたがいうとえーってなる』、『信用も信頼もない議員の言葉になんの説得力もない』など批判が殺到しています。しっかりした秘書やブレーンがいれば、こんな書き込みはさせないはずですが……」(永田町関係者)
議員という立場だけに、やや軽率だったようだ。