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「これが彼女の“本当の魅力”なのかもしれない」

 

なんとなく量産型の美少女女優として認識していた女優の川口春奈さん(23)。彼女のInstagramを見ていたら、思わず本当の魅力はソッチかーと笑ってしまいました。

 

川口さんのアカウントが批判と話題を呼んだのは、W杯での1枚がキッカケでした。サムライブルーのユニフォームに身を包み、日本代表を応援する彼女の頬にはなぜかオリンピックの五輪のペイントが。これを見た多くの人から「にわかファンなのでは?」と批判が集まってしまったのです。

 

反響の声の大きさにさすがの彼女も困ったのか、翌日には五輪のペイントについて「2020年のオリンピック企画で五輪マーク書いてもらったけど服はサッカーってだけ」とコメント。W杯と五輪が違うと理解した上での投稿であったことを弁明しました。

 

しかし、そもそも彼女は5月に大谷選手を追いかけてアメリカでの試合観戦をしていることを告白しています。またボクシングの那須川天心に熱をあげた投稿をしたり、野球やボクシング好きアピールをしたばかり。この盛り上がってるものに連続して乗っかったように見える行動に、「にわか以前に便乗がすぎる人」という印象を多くの人が抱いてしまいました。

 

■川口春奈の便乗は悪いことなのか

 

「便乗&にわかは悪いこと」

 

彼女を批判する声からは、そんなニュアンスが感じられます。たしかに、にわかがバレるとダサい。そして、それを釈明するのはさらにダサい行為です。ただ見方を変えると、にわか知識に疑いを持たず楽しめることは羨ましさもある意味で感じます。なぜなら、そこにはド真面目な純粋さがあるからです。

 

そもそも私たちは便乗やにわか行為の前に自意識が芽生え、自制心が働きます。そこで控えめになったり空気を読んだ行動を取ったりするわけですが、純粋な便乗マン&にわかウーマンたちはそんなことを気にしません。

 

今楽しいと思ったこと、今気になることを純粋無垢な気持ちで「大好き!」と表現してしまう。せめて「好き」くらいにとどめておけばいいのに、「大好き」と大げさにいってしまうのが彼らのバカ純粋すぎる魅力といえるのです。

 

ちなみに川口春奈さんは9日、歌手の加藤ミリヤさんとのツーショットをアップ。「大好き!」だけでは飽き足らずに「一生」「運命の人」という枕詞までつける盛り上がりっぷりで投稿していますが、実は5日前にアップされたweb版MOREの記事で「安室奈美恵愛がすぎる芸能人」としてインタビューに答えたばかり。さすが、タイミングといい純粋さが漏れすぎている……。

 

そもそも好き度3くらいのものを10くらい好きとナチュラルに言えてしまう純粋さは、今の自意識過剰時代には大切な力な気がしてきます。

 

とはいえ川口さんはサッカーの件を弁解しているので、気にしていない訳ではないようですが。きっと今後もナチュラルに便乗&にわかアピールを続けていくのが、川口春奈という女性の生き方なのでしょう。

 

それでも可愛いから許されるのだと思うけど、せっかくなら便乗&にわか上等で徹底的にミーハー女子を決め込んでほしいもの。ただ可愛い女優の川口春奈は便乗にわかをという武器を手に入れ、ユーモアというステイタスをゲットするのでしょうか。

 

(文・イラスト:おおしまりえ)

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