滝沢秀明(36)と今井翼(36)のデュオ・タッキー&翼が9月12日に解散を発表した。さらに今井は近くジャニーズ事務所を退社する予定。当分はメニエール病の克服に専念するという。
今井は95年に同事務所に入所し、02年9月にタッキー&翼としてデビュー。そのダンスの技量やセンスを活かし、04年8月には構成・演出・衣装・振り付けを手がけた初のソロコンサートを開催した。
「今井さんは音楽活動だけでなく、日本とスペインの架け橋としても大活躍しました。キッカケは07年の舞台『World’s Wing 翼 Premium2007』で挑戦したフラメンコ。『本場で勉強したい!』という今井さんはスペインに渡り必死で取り組みました。そういった功績が認められ12年6月に世界初のスペイン文化特使、同年9月にはスペイン親善大使にも就任。またスペイン語学習の成果が実り、スペイン語を使った特別講義を大学でひらいたこともありました」(舞台関係者)
いっぽうで今井は長年メニエール病に悩まされてきた。14年に初めて発病し、休養を挟み仕事復帰したものの今年3月に再び入院。治療のために無期限で芸能活動を休止するとも発表され、予定していた主演舞台を降板。さらに15年もの間パーソナリティを務めていたラジオ「今井翼のto base」(文化放送)も終了となった。
「メニエール病とは突然めまいや、耳鳴り、耳の閉塞感などが起こるというもの。30分から数時間にわたり発作を繰り返し、吐き気も伴います。GENKINGさん(32)や鳥越俊太郎さんも(78)も罹っていると公表しています。ストレスが関係しているといわれていて、真面目で頑張りすぎてしまう方がなりやすいとも。今井さんは自己プロデュース能力に長けている方ですから、いっぽうで身体が悲鳴をあげたのかもしれません」(医療関係者)
今井の治療に専念するという姿勢には、同じくメニエール病に苦しむ人たちから賛同の声が。さらにTwitterでは《とにかく、思考力、というかやる気を削がれるのがきつい。休むというより、気分転換して、のびのびやってほしい。メニエール仲間として応援》《私もだけど、そう簡単に治る病気じゃないので今回の選択は正解だと思う。気温差が出てきた今の季節、ツラいだろうなぁ……》《今の今井翼さんの病状はわからないけど、こういう急なお知らせになってしまうことも理解してあげて欲しいと思う。メニエール病は本当にきついんですよ……》と理解を呼びかけている。
スポニチアネックスによると、今井は「1人でも必要としてくれれば、いつの日か何らかの形で」と活動再開を見据えているという。そのことからも《彼の復帰はメニエール持ちの自分の力にもなるから、また元気な姿を見せて欲しい 》といった声が。再びの復帰にも期待したい。