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10月下旬の午後6時、都内のマンションから男性が出てきた。川崎麻世(55)だ。

 

麻世といえば10月10日、妻のカイヤ(56)に離婚訴訟を起こしていたことが発覚。その後も、連日のようにワイドショーが離婚騒動を報じていた。そうした事態に憔悴しきった麻世は、心身に“異常”をきたしているという。

 

「麻世さんは長年にわたる結婚生活のストレスで体調不良に悩まされていました。最近は特に調子が良くないみたいで。声がほとんど出なくなることもあるそうです」(麻世の知人)

 

そんな彼が向かったのは、自宅近くにある焼き鳥店。1人3千円ほどで飲めるという、大衆的なお店だ。この日は麻世のことを心配した友人たち数名も、店内へと入っていった。

 

「最近の麻世さんは、以前ほど活発に外出しなくなってしまったそうです。出るのは、仲間に呼ばれたときくらいで……」(前出・麻世の知人)

 

たしかにブログでも、家飲みが目立つ麻世。この日の仲間たちの励ましは、冷え切った彼の心を癒してくれたことだろう。だがそんななか、“ある緊急事態”が起きていた。

 

数台の消防車が店の前を通っていく……。「どこか火事になっているのだろうか?」と記者が思っていたところ、停まったのはなんと麻世の自宅マンション! けたたましく警報音を鳴らすはしご車に、消防車数台が続く。さらには救急車まで出動。赤色灯が点滅し、野次馬がマンション前に集まってくる。閑静な住宅街は一瞬にして修羅場と化した。

 

その異変は、麻世にも感じ取れたようだ。お店から顔を出すと、ぎょっとした様子で目を丸くする麻世。一瞬、凍り付いたようになる。だが事態を把握したようで、すぐさま走る、走る! 野次馬をかき分けるようにして自宅にたどり着くと、エントランスへ向かう。

 

「いったい、何があったんですか!」

 

あわただしく行き来する消防隊員の1人を捕まえると、真剣な表情で話を聞く。まるで、ドラマのワンシーンのようだ……。だが幸いなことに、彼の部屋ではなかった。

 

「ものすごい異臭がしたので、来てみました! 聞いたところによると、マンションの住民がキッチンで火を使っていて“ボヤ騒ぎ”になったみたいですね」(野次馬の1人)

 

麻世は異臭立ち込めるマンション内へと入っていったが、すぐに引き返してくる。それでも興奮冷めやらぬ様子の麻世。店に戻る途中も、何度も何度も振り向き自宅マンションを見つめていた。お店でも、火事の話が話題に加わったのだろうか。麻世がお店を後にしたのは、日が明けた午前0時すぎだったーー。

 

「10月30日には、口頭弁論が行われる予定でした。そこで本人同士が出廷して、即日結審になるとも言われていました。しかし、カイヤさんが15日になって弁護士を変更。『準備期間が必要だから』という理由で、期日は延期となりました」(スポーツ紙記者)

 

自宅マンションのボヤ騒ぎは無事で済んだ麻世。だが離婚問題が“対岸の火事”の夫婦には、最後までなれなかった――。

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