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12月2日に開催された「M-1グランプリ2018」の決勝戦。霜降り明星が初の平成生まれの王者となり大きな話題となったが、その直後に配信されたスーパーマラドーナ・武智(40)のインスタライブが波紋を呼んでいる。

 

武智のインスタライブには、昨年M-1グランプリで優勝を果たしたコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶ(39)も登場。久保田は「酔っているのを理由にしますけれど」と切り出すと、「そろそろ辞めてください」と突然に発言。続けて「自分目線の自分の感情だけで審査せんといてください」「お前だろわかるだろ、一番右側のな!」とカメラに向かって大きな声を上げた。

 

すると武智も「言うた! 右のオバハンや。右のオバハンにはみんなうんざりですよ」「『嫌いです』って言われたら、更年期障害かって思いますよね」といった暴言を続けた。

 

2人が誰を指して発言しているのかは明かされなかったものの、「オバハン」といった女性の蔑称があった。そのため唯一の女性審査員であり、審査員席の一番右側に座っていた上沼恵美子(63)を指したものだと思われる。

 

同インスタライブは即座に削除されたものの、まとめサイトで取り上げられるなど大きな騒動となった。

 

事態を重くみた2人は4日、それぞれのTwitterで謝罪。久保田は「この度は私の不徳の致すところで、上沼恵美子さまに失礼極まりない言動をしてしまい申し訳ございませんでした」と、そして武智は「昨日の僕の醜態について、上沼恵美子さん、M-1に携わる方々、すべての方々にお詫びしたいです」と綴った。

 

しかしTwitterでは、2人の女性蔑視ともとれる言動に「時代遅れはなはだだしい」と怒りの声が上がっている。

 

《更年期障害について、日頃からこういう目線で見ているんだなという無知や偏見が透けて見える、救いようのない失言》
《更年期障害は苦しんでる人がたくさんいるとの認知が広まってきています 他人の苦しみを鈍感に笑える感覚はもう時代遅れなんだよ》
《「女性は感情的(だから正しくない)」という根拠のない差別と、それに基づく社会からの閉め出しはやめよう》

 

「更年期障害で苦しんでいる女性たちを想像することができなかった上に、『女性は感情的だから』と決めつけている。いっぽう自らに関しては『酔っている』と前置きしていることにも釈然としません。平成生まれの王者を生んだ記念すべき年だというのに……。テレビやラジオといった話芸を扱うメディアに出る幕はありません」(テレビ局関係者)

 

上沼は3日、ラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)でM-1の審査員を引退すると発表。久保田と武智について言及することはなかったものの、「こんな年寄りがね、ポンっと座って偉そうにしている場合ではないんですよ」と語っていた。

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