3月10日、ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)の最終回が放映された。意外な結末が話題を呼んでいる今作だが、アイドルたちの間では「よく言ってくれた」と反響が広がっているようだ。
『3年A組』は、菅田将暉(26)演じる高校教師・柊一颯が自身の担任するクラス「3年A組」の生徒を教室に閉じ込め立てこもり、自殺した生徒・景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相を追及するというストーリー。
景山を陥れるためのフェイク動画を撮った者、動画をネットにアップした者など、さまざまな候補が真犯人として挙がるが、すべて否定する柊。そして最終回でついに真犯人が明かされる。それはクラスメイトなどの個人ではなく、景山に心無い言葉を浴びせバッシングした“SNS”だった。
柊はカメラ目線で「お前らが浴びせた言葉の暴力が彼女の心を壊したんだよ! (略)自分の親や友達に面と向かって言えないことを見ず知らずの他人にぶつけるなよ。お前のストレス発散で他人の心をえぐるなよ(略)(SNSは)恐ろしい暴力装置にもなり得る」と視聴者に呼びかけるようにして訴えた。
「何気ない一言が、相手を深く傷つけるかもしれない。独りよがりに偏った正義感が束になることでいとも簡単に人の命を奪えるかもしれないってことを、そこにいる君に、これを見ているあなたに、一人一人の胸に刻んでほしいんだよ」
この言葉に強く反応したのは、日ごろからSNSでファンと交流するアイドルたち。AKB48の宮里莉羅(16)は「感動して涙が。。胸に突き刺さりました」、HKT48の山下エミリー(20)は「泣いちゃった こんなドラマがたくさん増えて 沢山の人が変わってほしいって思った」、同じくHKT48の松本日向(18)は「心に刺さるグサグサと」と、多くのAKBGメンバーがドラマの感想をTwitterに投稿。
元AKB48の相笠萌(20)は数年前、自身に寄せられた誹謗中傷のスクリーンショットをTwitterにアップし、「“大して知りもしないのになんであんなに叩けるんだよ”ってね、ブッキーありがとうってテレビの前で 言った方は忘れてるから今でもツイート残ってる 言われた方は覚えてて脳にも心にも残ってるよ」「当時17歳くらいの私には凄く辛かったですよ」と語った。
“SNSの闇”に警鐘を鳴らした『3年A組』。これを機に、少しでも心無いコメントを書き込む人が減ることを祈りたい。