北川景子(32)主演の連続テレビドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)最終話が3月13日に放送された。テーコー不動産に勤める天才的不動産屋・三軒家万智(北川景子)は「私に売れない家はない」と家を売るために手段を選ばない。どんなワケあり客にも家を売る。ついに最終回を迎える。
留守堂(松田翔太)が姿を消してから1年……。その頃新宿営業所は新興の外資系会社・リッチブラスト不動産によって業績が悪化。他営業所へ吸収合併される危機を迎えていた。形勢逆転すべく大型集合住宅「新宿ガーデンハイツ」を買い取る一大プロジェクトを掲げる万智だが、リッチブラスト不動産のCOOに就任した留守堂が万智へ立ちはだかる……というのが今回のあらすじ。
一貫して家を通して、社会と向き合ってきた本作。最終回で描きたかったのは、老後の生き方についてだろう。集団住宅から立ち退きに反対する老兄弟・藤見明(笹野高史)と譲(本田博太郎)だが、かつては一世を風靡した7人組の大人気コミックマジシャングループ「マジック7」の一だった。しかしあるミスをきっかけに干され、くすぶり続けていた。
そこで万智は、集合住宅の側にある保育園を「マジック7保育園」としてリニューアルさせる計画を提案。「マジック7」を再結成し、そこで子を持つ家庭のためにマジックショーを開かせようというのだ。最初は戸惑いを見せる藤見兄弟だが、万智の「燃やすのです。才能の残りかすを」という熱いスピーチによりついに決意。見学に集まった親子たちを見事大満足させ、計画を成功させるのだった。
万智は今回の計画を通して、一度はリタイアした老人でも環境を変えれば再び輝くことはできる。そして、家を売るということは人々に希望を与えることにつながるということを伝えたかったのだろう。放送後にネット上では《絶対に続編やってほしい!!》《特番でもいいからまたサンチーに会いたい……》と、万智との別れを惜しむ声で溢れていた。
最後には夫・屋代(仲村トオル)との子供を授かった万智。子育てしながら家を売る万智の姿が見られる日も近いかも!?