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東京・恵比寿の路地裏に真っ赤なポルシェが止まった。3月14日、ホワイトデーの夜9時前のこと。誰かに電話をして、5分ほど停車した後に急発進。表通りで待ち受けていた美女を素早くピックアップして、マスク姿の田原俊彦(58)はまた車を走らせた。

 

助手席に乗った20代後半とおぼしき華やかな女性は、全身ブランドものを身につけている。「アリスアンドオリビア」のファーコート、「ディオール」のバッグに「クリスチャンルブタン」のパンプスという鮮やかなコーデが目を引く。

 

15分ほど走った田原の車から先に降り立った女性が向かったのは、和食店。よく見ると「ミュウミュウ」の紙袋を手にしていた。田原からのプレゼントだろうか。田原は車を駐車場に止めてから、時間差で和食店に入っていった。

 

田原は93年10月に元『CanCam』モデルの向井田彩子(47)と結婚。2女を授かった。

 

3月1日、田原は『あさイチ』(NHK総合)に生出演し、40周年を記念した10分に及ぶスペシャルメドレーを歌い踊った。58歳、成人した2人の娘の父親とは思えぬ圧巻のパフォーマンスだった。

 

その後、田原の33歳のときのインタビュー映像が流れ、「コンサートはいつまで続ける?」との質問に「肉体と魂がある限りは歌って踊っていきたい。50歳でいいです」と回答していた。現在の田原にMCが同じ質問をすると、「まだローンがだいぶ残っております……」と苦笑いしながら、「僕が止まったら終わっちゃうんでね」と力強く語っていた。

 

入店から1時間余り。またも数分の時間差で別々に店を出た2人。今度は田原が先に出た。周囲を警戒しながら、くわえたばこで店から少し歩いたところにあるコインパーキングへ。遅れてきた女性と合流して車に乗り込んだ。

 

しばらく車を走らせると、田原は突如、右折したり左折したり、行く先をごまかそうとする運転に変わった。われわれの動きに気づいたのだろうか。六本木の人気のない路地裏で女性を降ろした。

 

ハンドルを握ったままの田原に向かって、女性は名残り惜しそうに笑顔で挨拶。田原は車を再発進させると、速度を上げて夜の街に消えていった。この夜も田原は、都内の自宅マンションに帰ることはなかった――。

 

所属事務所にこの日のデートについて確認したが「コメントはありません」との回答だった。“止まったら終わってしまう”妻子持ちの田原は、どこへ向かうのか。

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