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4月2日、安田大サーカスのクロちゃん(42)が『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演。芸能人が過去の失敗をもとに、役立つ人生訓を教える本番組。17年にレギュラー放送が終了するも、根強い人気を受け4月から異例の復活を果たしていた。

 

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などによって、すっかり“クズキャラ”が定着したクロちゃん。冒頭からいきなり、自らを「甘い汁だけを吸って楽して生きていきたい“甘汁モンスター”」だと堂々宣言。42歳になるまで総額6,000万円の仕送りをもらっていたこと。さらに親からもらった予備校の教科書代をパチンコに使ったり、27歳で初彼女ができるもすぐ浮気したクズエピソードの数々を悪びれることなく披露していた。またスタッフとの打ち合わせ回数を実際より多めに申告するなど、嘘つきキャラも健在。

 

こうしたクロちゃんの姿に、生徒役のタレントからは批判が殺到。平成ノブシコブシの吉村崇(38)は「こいつが日本をダメにしてるんだよ!」と怒りをあらわにする。「芸能界の仕事は夢を与えること。辛いところを見せる必要はない」と真っ向から対立する真野恵里菜(28)に、「でも自伝とか出すときはそれを書いて自分のランクを上げようとするでしょ?」とあっさり言い負かす強気な姿まで見せていた。

 

終盤では「クロちゃんだけが甘汁モンスターの中で成立しちゃっている奇跡の男。だから他の人は自分に厳しく努力を怠るな」と謎の教訓を残していったクロちゃん。最後まで過去を省みることなく幕を閉じるという、初回にして番組コンセプトをひっくり返す離れ業を見せて去っていった。

 

しかし、番組終了直後からTwitter上でトレンド1位を獲得するなど反響は絶大。ネット上でも《めちゃくちゃクズなのに全く病んでなくて人生楽しんだもん勝ち! みたいな感じで元気になれた》《反面教師すぎて、明日から頑張ろうって思った!》と意外にも絶賛の声が相次ぐ“確変”を起こしていた。オードリーの若林正恭(40)も「クズを突き抜けるときに変なカタルシスがある」とそのクズぶりに根負けしていた。

 

令和に代わってもクロちゃんの勢いは止まらなそうだ――。

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