西島秀俊(48)と内野聖陽(50)のダブル主演ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)第3話が4月19日に放送された。その中で出てきたトマト煮を再現する人が続出するなど、ドラマが食卓に大きな影響を与えている。
几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)が2LDKのアパートで暮らす日々を描いたドラマ。
史郎は定時に事務所を出てスーパーへと向かい、お買い得な食材を調達する。月の食費を2万5千円以内で抑えながら、手早く食事を作るというまるで共働きの主婦のようだ。
ご近所で料理仲間の富永佳代子(田中美佐子・59)とともに、安く手に入れたキャベツでコールスローを作ることに。並んで手際よく千切りをしながら、史郎は家族のカタチや距離感について相談する。
そして、お待ちかねの史郎が料理を作るシーン。今夜のメインは鶏もも肉のトマト煮込み。軽快なBGMをバックに解説付き。こんがりと肉が焼きあがる音や、くつくつと煮える音は食欲をそそる。放送時間が夜0時12分とあって、視聴者の空腹感を刺激する。
さらにフライパン1つで出来上がる時短料理は、忙しい今の視聴者にもっとも求められている。それもあってネット上では史郎が作ったトマト煮込みを再現し、画像をアップした視聴者が続出しているのだ。
《きのう何食べた? の鳥のトマト煮みたいなやつ作ったら普通に上手くて嬉しかった》
《きのう、何食べた? で出て来た、もも肉のトマト煮!チーズ切らしてたから尖った味だけど美味しい…さすがシロさん…》
《料理とか興味なかったけど、美味しくできた。原作読んでた時は作ってみようとは思わなかったんだけどな~。西島秀俊マジックか》
またドラマでは史郎が恋人の賢二と食卓を挟みながら、日々の出来事を語り合う。「おいしい」と感動する賢二に、ご機嫌な史郎。温かく和やかな食事のシーン。たがそうした何気ない日常に幸せがあるということを、視聴者に気づかせてくれる。
《料理のお礼や褒め言葉をみんな言いまくる! ホントこれ大事だよ》
《料理して美味しそうに食べてる…という謎の感動でいっぱいでした》
そして、さらにはこんなコメントもあった。
《男性同士が互いを大切にしていて、男性が料理や洗い物をしていて、6時に仕事を切り上げるドラマを小さい頃から見てたら、平成と令和じゃ価値観変わるな、変わって欲しいなと思った。そんな幸せが詰まったドラマでした》
再現料理とともに、“幸せ”というつぶやきも続出する『きのう何食べた?』。第4話はボリュームたっぷりのラザニア。次回も牛乳とバター、チーズを買い求める人が続出することだろう。金曜日の夜が待ち遠しい。