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「僕は、ふだんファンの皆さんに見ていただくことがまずないであろう、“裏”に寄ったものを見てもらおうとしました」

 

そう意気込みを語ったのは、今年CDデビュー20周年を迎える嵐の松本潤(35)。嵐の20年間の軌跡をたどる、初めての展覧会『ARASHI EXHIBITION JOURNEY 嵐を旅する展覧会』が7月1日、東京・ソニーミュージック六本木ミュージアムで開幕した。展覧会は今後、大阪、福岡、宮城と来年まで“旅”していく。来年末で、グループ活動を休止することを発表している彼らだけに、歩んできた軌跡を次世代へつなげる活動も増えてきている。

 

「嵐は9年間務めた『ワクワク学校』を今年限りで退任。昨年はSexy Zone、今年はHey! Say! JUMPが助手として参加しましたが、後輩たちへ優しく“引き継ぎ”する姿勢に責任感を感じました」(音楽関係者)

 

なかでも松本は展覧会での発言にあったように“裏方業”の意義を後輩に熱く語っているという。

 

「松本さんは嵐のコンサートでは演出や構成を担当しています。リハーサルには自分の代役を立て、全体を見渡して細部まで確認。コンサート全体を仕切っています。いまではジャニーズのコンサートでは欠かせない、客席の頭上を透明なステージが通過するという舞台装置“ムービングステージ”も彼のアイデアから生まれました。松本さんは昨年から後輩たちとご飯に行く回数が多くなりましたね。KAT-TUNの亀梨和也さんやHey! Say! JUMPの山田涼介さん、Sexy Zoneの佐藤勝利さんらを自宅に招き、お気に入りの海外アーティストの音楽や映像を見せて、どの点を見習うべきか教えたこともあったそうです」(別の音楽関係者)

 

そんな彼が特に今、目をかけているのがキンプリことKing&Princeだという。

 

「松本さんは、実際に昨夏のキンプリのコンサートに足を運び、終了後、メンバー全員を食事に連れて行ったそうです」

 

松本はキンプリ全員を引き連れて都内のイタリアンレストランへ。コンサートについて、改善すべき点を教えてくれたという。

 

「『冒頭の登場時の照明は、もう少し明るくしたらもっとカッコよく見えるよ!』などと具体的に指摘したそうです。細かいところまで見ていた松本さんに、キンプリのメンバーは大感激だったと聞いています」(前出・音楽関係者)

 

キンプリは今月19日から、横浜アリーナを皮切りに、全国7カ所でのコンサートツアーを開催することが決まっている。

 

「実は松本さんは今回のキンプリのツアーにあたり、メンバーに直接、助言をしているそうです。まず、松本さんは『歌って踊るのが僕らの原点だから!』と、グループとしてのパフォーマンスの重要性を話しているようです。 また“プロ意識をしっかり持つ”というのが松本さんの基本スタンス。多くのお客さんに楽しんでもらうため、体づくりに対する姿勢は人一倍です。コンサート前の食事やトレーニング方法などを指導していると聞いています。嵐20年の実体験が生で聞けるとあって、メンバーも松本さんのアドバイスを一言も聞き漏らさないよう、真剣に耳を傾けているといいます」(ツアー関係者)

 

もともと松本に指導を求めたのはキンプリのほうだったと前出の音楽関係者は説明する。

 

「ジャニーズではコンサートの際、各グループ内に演出を担当するメンバーがいることが多いんです。しかし、まだデビューして間もないキンプリは経験も浅く、そこで頼ったのが、彼らの尊敬する松本さんだったようです」

 

キンプリはじめ、愛すべき後輩らに注入される松本の熱き魂。グループ活動を休止しても“嵐イズム”は確実に継承されていく――。

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