昨年9月に天国へと旅立った樹木希林さん(享年75)。あれから間もなく1年。名女優を失った芸能界はいま、樹木さんが演じてきた世代のキャスティングに頭を悩ませているという。
「そんななか、松原智恵子さん(74)や富司純子さん(73)のような知的で落ち着いた70歳女優に仕事が回ってきています。さらには、三田佳子さん(77)や宮本信子さん(74)も健在ですからね。ライバルがしのぎを削る状態となっています」(芸能関係者)
つまり、70代のライバル争いが激化しているというのだ。
「富司さんや宮本さんはギャラが高めだと言われています。単発ドラマでも300万円以上は出ているのではないでしょうか。同世代のなかでも、一歩リードしているといえるでしょう」(前出・芸能関係者)
いっぽう次男が逮捕された三田は苦戦を強いられているという。その影響は今後も続くというのが、大方の予想だという。
「三田さんのギャラは200万円以上になるでしょう。ただ、しばらくは起用されない可能性が高いですね。どんな役でもやるというスタンスだっただけに、もったいない限りです。1〜2年後にほとぼりが冷めたらオファーがあるかもしれませんが……」(広告代理店関係者)
息子の影響を受ける三田、知的な印象の松原や富司。明暗分かれる70代女優の熾烈な争いは、今後も続きそうだ。