黒木華(29)主演ドラマ『凪のお暇』(TBSテレビ系)の第2話が7月26日に放送された。累計250万部を超えるコナリミサトの人気漫画を実写化。主人公・大島凪 (黒木華)は都内家電メーカーに勤める28歳OL。空気の読みすぎで倒れた凪が、仕事も恋もSNSも全て捨てる人生リセットドラマだ。
引っ越したアパートで隣人の小学生・うらら(白鳥玉季)や真上に住む緑(三田佳子)らと少しずつ親交を築いていく凪。謎多きお隣の安良城ゴン(中村倫也)と公園での素朴なデートではあわやキス寸前の雰囲気にまで。しかし、そんなときに元カレの我聞慎二(高橋一生)がアパートにやってきて……というのが第2話のあらすじ。
凪の前では傍若無人の限りをつくすモラハラ男になる慎二。和やかに進んでいたアパートでのババ抜きでは、凪への呪いの言葉を投げかける。そして、凪が呪縛を振り払うと途端に豹変し「苦手なんすよね~、アットホームごっこ。反吐が出ます」と捨て台詞を吐いて帰ってしまう堂々たる“クズ男”だ。
しかし実際の慎二は未だに凪への気持ちを捨てきれず、好きな女の子に対してイジワルをしてしまうまるで小学生のようなメンタルの持ち主。いきつけのスナックではママ(武田真治)らに号泣しながら恋の悩みを打ち明け、偶然を装ってわざわざ片道1時間以上かけて凪のアパートまでやってくる不器用な男なのだ。
そんな慎二のキャラクターと二面性を完璧に表現しきる高橋一生の演技に視聴者も釘付け。SNS上では慎二を応援する声が多数届いていた。
《なんというか、原作漫画だと「凪…頑張れ!」みたいな、凪への共感や応援で成り立っているエンターテイメントなんだけど、ドラマ版は只々慎二の不憫さと馬鹿さに「おっ、お前~~…」ってなるエンターテイメントだなって》
《自分の自尊心を守るためなら嘘の笑顔貼り付けて容赦ない言葉も使って好きな人のことすら傷つけて、結局自爆して人も自分も傷ついて号泣しちゃうぐらいメンタル弱くて、どうしようもなくクソで不器用でバカな慎二、最ッッッッッ高だわ》
凪を待っている間、一緒に映画を見ていた緑から「彼はただ、好きって伝えるだけでよかったのよ」と語られた慎二。彼が果たして、本心を凪に打ち明けられる日は来るのだろうか。最後まで心して見届けたい。