ニャンちゅうの声優を務める津久井教生(58)が10月1日、筋萎縮性側索硬化症・ALSと診断されたことを公表した。ブログに「出来る限り前に進む」とつづった津久井。その前向きな姿勢にエールが相次いでいる。
8月25日、ブログで「3月くらいから違和感を覚えて、4月&5月に顕著に体調不備があらわれ病院に通っていた」と明かしていた津久井。「なにぶんにも病名がはっきりしないので、ドクターの皆さんたちにおまかせしてしっかりと診てもらいます」とつづり、検査入院するとも伝えていた。
「名無しのごんべぇの病気」などとつづってきた津久井だが10月1日、ブログでALSと診断されたことを報告。「症状も個人差が激しく、かなりきつい病気ですが… なんと今のところ『声』だけは無事の状態でいます」「事務所と話を重ねて、家族の力も借りて『出来る限り前に進む』感じで歩き出すことにしました」とつづった。
また「神様が色々なものを残して下さったので、そこを大事にしながら、そして治療法が無いのであれば、ドクター・理学療法・作業療法の方たちと活路を見つける勢いで進んでいけたらと思っています」と明かし、「皆さま、今後とも応援をどうぞよろしくお願いします」と結んだ。
Twitterで《たくさんの皆さんにご心配をおかけしていますが、私(津久井教生)の病気のことについて書いてあります》と投稿し、ブログを告知した津久井。ツイートは2日で1万件のリツイートと1.1万件の“いいね”を記録するほど大きな反響を呼んでいる。
そんな難病を公表した津久井に、声優仲間からエールが送られている。「らんま1/2」の早乙女乱馬役や「名探偵コナン」の工藤新一役を務める山口勝平(54)は《教生さんの心中をお察しするとたまらないものがありますが、前を向く姿勢に、勇気をいただきました。応援しています! また仕事でもご一緒出来ますように》と送り、「美少女戦士セーラームーン」のセーラーヴィーナス役・深見梨加(56)は《治る魔法かけといた 信じて》とたくさんの絵文字をつけて応援。津久井は《応援パワーいただきました、バッチリと前に進みたいと思います♪ また何かでご一緒しましょう♪》《治る魔法にかかりました♪ バッチリと前に進みたいと思います♪》とそれぞれにリプライしている。
3日にもブログを更新し、「発表から一夜明けて、ニュースにしていただいたおかげで、素敵な応援がたくさん届いていて驚きました」とつづった津久井。続けて「ニャンちゅう! 宇宙! 放送チュー!」(NHK Eテレ)の収録に参加したと明かし、「本当に歩くのに難がある以外は元気なのです」と報告。さらに「なかなか知られていないALSに関してもこれから勉強して、自分に起こっていることを皆さんに発信できればとも思っています」とし、「津久井教生は『ALSとつきあいながらしっかりとお仕事や生活をしていく』つもりです。そして…これからも仲間たちと楽しいものを作っていければと思います」と意気込んでいる。
難病となりながらも「出来る限り前に進む」「ALSについて発信していく」とし、さらに「ALSとつきあいながらしっかりとお仕事や生活をしていく」と前向きな気持ちをつづった津久井。ネットではその姿勢にエールが上がっている。
《小さい頃はニャンちゅうを観て育ちました。あの独特な声がとても好きです。難病ということでとても心配ですが、発声は可能とのことでほっとしています。大変だとは思いますが出切る限り続けていただけたらと思います》
《神がかりとかあまり信じない方だけれど、声だけは大丈夫というのが津久井さんの声を必要としている人が多いからこそのようにも思えるので、病気に負けずにいい声を聞かせ続けてほしいです》
《津久井さんの頑張る姿が励みになる人がきっとたくさんいます。応援しています!》