YouTuberのHIKAKIN(30)が10月13日、自身のYouTubeチャンネルで台風19号で被災した地域への募金を呼びかけた。動画はすでに168万回近い再生回数を記録。さらにTwitterで告知したところ、21時間で1万のリツイートと3.1万もの“いいね”を数えるなど大きな反響を呼んでいる。
動画で「台風19号の直撃から一夜明け、各地の被害が深刻であるということがわかってきました」と切り出したHIKAKINは、「今の僕が世の中のために1番力になれることは、僕の動画やSNSの拡散力を使って被害の現状を知っていただくことや、簡単に募金が出来るネット募金の方法を拡散することだと思いました」と話した。そしてYahoo!ネット募金のやり方を説明しながら、自らも100万円を寄付した。
終盤、改めて募金を呼びかけたHIKAKINはこう語った。
「僕1人の100万円よりも今見て下さってる皆さんの100円の方がすごい力を持っています。もし今見てくださってる100万人の方が1人100円ずつ募金したら、1億円になります」
HIKAKINは「こういう時こそ助け合いましょう」「被災地の少しでも早い復興を祈っています」と結んでいる。
寄付を呼びかけるだけでなく、自ら率先して行動するHIKAKIN。Yahoo!JAPANの公式Twitterアカウントも《ご協力ありがとうございます!》と感謝のリプライを送っている。さらにネットでは、讃える声が上がっている。
《大物だからとか、有名だからいい人に見せるためにとかじゃなく、ヒカキンさんは心の底から救いたいって思ってるんだろうな》
《今回もヒカキンさんのおかげでネットで簡単に寄付できることが沢山の人に知って貰えますね》
《HIKAKINさん、ありがとう。リスペクト。ついていきます》
昨年7月、西日本大豪雨の際にも100万円以上を寄付し募金を呼びかける動画を投稿したHIKAKIN。今年8月には難病と向き合うファンの子供たちに3,000個ものぬいぐるみを無料で配布している。そのいっぽうで、時には「偽善者」といった辛辣な声も上がる。
「HIKAKINさんは仕事以外の趣味がなく、物欲もないといいます。ただ、“誰かのためになるお金”には人一番関心が強いんです。HIKAKINさんの影響で将来の夢にYouTuberと書く子供たちも続出しています。そのため、彼自身がそうして社会貢献を果たすことで子供たちにますます夢を与えられるのではとも考えています。そのため、一部からの心ない否定的な意見を目にしても、自分を信じて行動することができるようです」(芸能関係者)
産経ニュースによると、14日12時時点でも停電や断水は各地で続いている。また住宅の床上浸水が1,784棟、床下浸水は1,590棟にも達し生活への影響は長期化しそうだという。しかしHIKAKINや彼に導かれた行動は、きっと誰かを支えるものとなるだろう。