西田敏行(71)が10月18日放送の「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ系)で、番組を降板すると発表した。西田は初代探偵局長の上岡龍太郎の後任として、01年1月から約19年間にもわたり2代目局長を務めていた。ネットでは惜別の声がやまない。
同日の番組終盤、間寛平(70)ら“探偵陣”に囲まれ神妙な面持ちで登場した西田。「2001年の1月から約19年間務めて参りました『探偵!ナイトスクープ』局長の職を、11月22日の放送をもって辞したいという風に考えております」と挨拶した。さらに「なぜこの考えに至ったかは、11月22日の放送に詳しく申し上げたいと思います」と続け、「ともかく、明るく楽しく幸せな時間をありがとうございました。これだけは申し上げておきたいと思います」と話した。
番組は88年3月にスタートし、西田は01年1月26日放送回から局長に就任した。長く番組で親しまれた西田に、Twitterでは感謝の声が上がっている。
《最初は上岡局長とのギャップに戸惑ったけど、自然と馴染んでいったなぁ…。ある種行き詰まってた番組に『感動』という新たな風を吹き込んだのは功績だと思う》
《ただただ悲しい。あの涙は嘘じゃないから涙も人柄も一杯溢れてるから》
《長い間、探偵ナイトスクープを支えて、私たちに笑いと感動をありがとうございました》
その涙もろいキャラクターから、視聴者にとって欠かせない存在だった西田。彼にとっても「探偵!ナイトスクープ」は非常に思い入れのある番組だった。
「西田さんは出演当初、畑違いのために戸惑いを覚えたといいます。ですが今や自ら『大阪生まれかも?』と思うほど番組に打ち解け、放送終了後に送られる探偵たちからの『お疲れ様でした!』というLINEを毎回楽しみにしているそうです。16年2月、西田さんは自宅ベットから転倒し頸椎亜脱臼の重症に。続けて同年4月には胆のう炎が発覚し、摘出手術も受けました。そして6月にカムバックしましたが、その復帰作はナイトスクープ。西田さんにとってナイトスクープとは、特別な“安住の地”だったようです」(テレビ局関係者)
その“最終勤務日”に何を語るだろうかーー。