「11月3日、嵐20周年の記念日に、5人はツイッターやインスタを開設しました。これで直接、ファンの声も5人に届くようになったんです。それから9日後の11月12日、来年末の活動休止まで1年ちょっとに迫ったさなか、二宮和也さんの突然の結婚発表がありました。当然のことながら、ファンの間では驚きの声があがりました。また、リーダー・大野智さんと松本潤さんの2人がお祝いコメントを発表しなかったことから“仲のよかったメンバーの間に亀裂が入ったのでは”と心配する声がSNS上にあふれてしまったんです」(前出・スポーツ紙記者)
多くのファンが嵐の“メンバー内の亀裂”を指摘した瞬間は、11月27日の『ベストアーティスト2019』(日本テレビ系)生放送だった。
「5人は一切、二宮さんの結婚に触れることなく、パフォーマンスを始めました。歌いながら円陣のように並び、隣にいるメンバーの肩にそれぞれ手を置く振付があったのですが、松本さんだけ、二宮さんの肩に手を置いていなかったのです」(前出・スポーツ紙記者)
《気になって仕方がない》《振り付け、松潤だけ違うのは勘ぐってしまう》《これまで仲良しだったメンバーの関係性が変わってしまった》
放送後のネットには、松本と二宮の仲を懸念するファンの書き込みが急増したのだ。翌日の『ZIP!』(日本テレビ系)では、番組終了後に収録されたインタビューも放送されたが、《ニノが話しているとき、松潤はソッポ向いて納得いかない表情をしていたような気がする》《2人の雰囲気が不自然だった》との声も――。
「結婚発表直後のコンサートでも、松本さんと二宮さんの絡みが少なかった、と気にする一部のファンがいました。そういった声があがっていた中での出演だったので、ファンは敏感になっていたのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
実はある音楽関係者も、松本と二宮の間で微妙な空気が流れた出来事があったと語る。
「松本さんは長らく嵐のコンサートの構成や演出を担当して細部まで作り上げてきました。しかし、二宮さんの結婚で“一部のコンサート内容を変更”せざるをえなかったのです」
本誌で以前お伝えしたように、結婚については1月の活動休止発表から10カ月にわたり5人で話し合い、二宮はメンバーに説得を続けていたという。
「いよいよ結婚の話が現実味を帯びてきた8月のことでした。20周年記念コンサートで流す曲目に、9月発売の新曲『BRAVE』が入る代わりに、『愛を叫べ』が省かれたんです。これは結婚情報誌『ゼクシィ』のCMソングでした。“二宮さんの結婚発表後もコンサートが続く中で、この曲が歌われるのはタイミングがよくないのでは”という松本さんの考えだったようです。以降のコンサートで、この曲は歌われていません」(前出・音楽関係者)
複雑な心境になるファンもいるかもしれない――松本はファンに寄り添う形で決断したというのだ。嵐の今後の演出をどうするか…松本の苦悩はしばらく続きそうだ。