フリーアナウンサーの笠井信輔(56)が、12月19日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)に生出演。血液のがんの一種である、「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」に罹ったと公表した。
病名を公表するにあたり、「これまで有名人のプライバシーを紹介することを仕事にしてきた。自分だけ伏せておくのは違う」と義務を感じたという。
笠井アナは9月末にフジテレビを退社し、フリーに転身。11月中旬に「前立腺肥大症」が判明。12月上旬にMRIを受けたところ、腰と肩に悪性リンパ腫が発覚した。
笠井アナは今後4カ月入院し、抗がん剤治療を受ける。その後さらに、2カ月の自宅療養をする予定だ。
そんななか、小倉智昭アナウンサー(72)は「休んでも仕事をしたがる」と笠井アナを心配。しかし、笠井アナは「発信していかなければ」と使命感を告白。入院後はブログ『笠井TIMES 人生プラマイゼロがちょうどいい』を開設し、闘病生活をつづっていくと明かした。
そんな笠井アナは、コーナー後半に「最後にいいですか?」と発言。東日本大震災の取材時に学んだ、「“足し算の縁と引き算の縁”の考え方」を披露した。
「震災当初は、人が亡くなった・行方不明になったと“引き算”で考えて話していた」と明かした笠井アナ。しかし、「途中からあの人に会えた・この人と知り合ったなど“足し算の縁”を話す人が増えた」と振り返った。
続けて、病気に罹ったことで「山のような仕事のキャンセルばかり考えていた」とも告白。しかし、「ここから新たな出会いがあるはず。病気のおかげでこうなれた、と気持ちを切り替えて闘っていく」と決意を語った。
ポジティブに病気と向き合う笠井アナ。ネットではエールが溢れている。
《笠井さんの言葉のひとつひとつに生きることへの決意を感じました。多くの縁を味方に、現実に向き合う姿を陰ながら応援しています》
《#とくダネ 後半部分だけ見られた。 印象に残ったのは 「引き算の縁と足し算の縁」 東日本大震災の時の取材で、最初は無くした物を数えるけど、時間が経ってくると、再会出来た、ボランティアに出会えたなど新しい縁を数える。素敵な言葉だと思います。笠井さん、応援してます》